
2023-01-21


心臓が動きつづけるその限り歌いつづける命の限り

三味を背に村を流れて糧をえ「ごぜ」の哀調わが胸をうつ

A 無差別に むさぼり食い 消費する それがヒトなり 我は 恐ろし

A反歌 よわきもの ちいさきものに さしのべし 飯をあたえゆ それもヒトなり

北風に あおられ 千々に 乱れ舞う 冬の木の葉と わたしは 似てる

不安すら 食い物にする よのなかに あえて 言問う 声高らかに

赤き実の たわわにみのる 万両を ほほえみ いける 我が妻 愛し

(試作)いちまいの 毛布に きみとくるまりて きみのかおりに おぼれゆく ぼく。
