
2023-05


ボウリングのガターのような恋だった当たるはずなく球は暗闇に

おいそれと分かるなどとは言えぬから 心を寄せる うんうんと聴く

長期間立てない舞台と判ってる眼前の球星に等しく

雨に濡れへばり付いてるユニフォーム振り切るように芝駆け上がる

滴落つ虚ろなリズム狂おしく二度とは止まぬ永遠の雨

うたた寝や軒端のしずく夢の跡恋ぞ虚しや無限を生きて

人生は美しいならライフ・イズ・ビューティフルだが声に出せない

どうしても「お風呂にバスロマン♪」と聴く「アイネクライネナハトムジーク」
