
2023-08-01


我が友よ 近くの病院 行くに付け 迷って帰れず タクシーで

夕立の去りし外へと出てみれば涼しき風の天の打ち水

ひとまずは草木もこれでよかろうと仕事を終えた雷神は去る

さくあれと 咲きぬ思ひを 君しらず 野にひめまたむ あくとなすまで

故郷の 友の電話に 励まされ 我も負けずに 生きると誓う

葉が揺れる 心揺らめく 我が恋ひは 静かに散りゆく 一重の葉にすぎず

月望む 雨降らぬ夜こそ 君の音を 聞かせてたもう 悲しきかな

スマホ画面 愛おしそうになぞってる 貴女の大事な人なのですね
