
2023-08-12


昼過ぎに 開けた窓から ほんのりと 晩夏の匂い 感じぬるかな

龍、翔る 星の雫を 血で染めて 哀しきものと 戦うために 59

夢に見る 唯一無二の 一編の詩 何処か誰かの 机の中に 58

この年と 言うのは辞めた 今日よりは 挑戦の日が 幕を開けるか

イインダヨ ミンナガヤッテル コトダカラ 私の中の 私が囁く 57

ショッピングモールに疲れた夕暮れの川面のきらめき美しすぎて

ひ孫です孫が差し出すおくるみの小さき者の重き軽さ

手花火を楽しむ夜の盆の風どこかでいつか遠き父母の顔
