・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
痛む肩必ず治ると励まされリハビリ通った一年半
田を打てば腰に手を当て鳴くカラスなぐさめあって人世の漫ろ
目を合わせ手を振るだけで満たされた園児の頃の好きな気持ちよ
去り際に貴方の首から香水が「さよなら」と手を振っていたんだ
爪先で立って歩いた雨上がり二人分の青空の中
いらないと泣けばまろびでる心臓の穴に小さな折り鶴を置く
私にも欲しいなしっぽ座る度痛み感じるこの尾てい骨
飲み会でセクハラ上司に加賀さんがきれいなカカト落としを決めた
送られたエールがあったと気がついて そっと背中に手を当てた
薄付きのピンクのリップを唇に塗りつつ明日の作戦を練る
鍬洗う我の目の前二頭の鹿河渡りて目が釘付ける
追いつく日いつかくるよね追い越す日 背中に向かってエールを送る
搗き立ての丸餅みたいに艶やかでほんのりピンクのほっぺ愛しき
惚れている あの子をわざと 怒らせる ぷくんと膨らむ 頬が愛しい
君のその手首に残る傷のこと君は言わない僕は聞かない
少しだけ力抜けたと思えれば緩んだ頬も歩みの証
つなぐ手と頬とつい空気も淡く塗る癖のある画家の名は、恋。
赤ちゃんにゲップ吐かせる体勢で背中抱えて泣き出している
ささくれたふりして白湯を持つ意外と真面目な私の両手
ひとつ傘声を潜めてささめごとじゃれあう恋の染める雨糸
拍手して肩をたたいて握手する「良くやったね」と褒める喜び
力なく横たわる母の頬撫でる子布団の上から大の字で乗る
足腰の衰え感じ付け焼刃筋肉痛で効果半減
いそいそと耳かき持つ子膝に寝て恍惚としてこちら見上げる
薄紅の その唇を そっと嚙む 最初で最後の 夜にまぎれて
「飼い犬に手を噛まれた」と言われたが飼われてないしエサもくれない
さようなら僕はそろそろうたた寝し まどろむ顔を微笑みにして
「子どもらがぎょうさん死んだ場所やで」と祖母は指さす大阪駅を
生きるためミディアムレアでも噛みついた。これであなたも体の一部。
凄い
やめてください! 体の一部を読み込めというお題なので、じゃあ体の一部って入れてやれーって言う安易な発想です。笑
鏡には知らない私が映ってて 恋をしている、毛先までもが
手の込んだ恋歌綴る寂し夜朝に呆れる夢は魔物か
荒れた手を取り繕いたい人も居ずあと倍生きるか光る葉眩し
指先にすべての愛を宿らせて触るものみな労わる夜だ
貝作る口をへの字に幼子の涙溜めたりべそかく抗議
透明な水に似ている悲しみは誰にも見えず手のひらで舞う
あの人の最後に残した言の葉が私の頬を静かに流る
大空のふと口を出たつぶやきがぽっかり浮かんで白く輝く
腹筋を色々しても歩いてもお腹は凹まず我が凹んで
痛む肩必ず治ると励まされリハビリ通った一年半
田を打てば腰に手を当て鳴くカラスなぐさめあって人世の漫ろ
目を合わせ手を振るだけで満たされた園児の頃の好きな気持ちよ
去り際に貴方の首から香水が「さよなら」と手を振っていたんだ
爪先で立って歩いた雨上がり二人分の青空の中
いらないと泣けばまろびでる心臓の穴に小さな折り鶴を置く
私にも欲しいなしっぽ座る度痛み感じるこの尾てい骨
飲み会でセクハラ上司に加賀さんがきれいなカカト落としを決めた
送られたエールがあったと気がついて そっと背中に手を当てた
薄付きのピンクのリップを唇に塗りつつ明日の作戦を練る
鍬洗う我の目の前二頭の鹿河渡りて目が釘付ける
追いつく日いつかくるよね追い越す日 背中に向かってエールを送る
搗き立ての丸餅みたいに艶やかでほんのりピンクのほっぺ愛しき
惚れている あの子をわざと 怒らせる ぷくんと膨らむ 頬が愛しい
君のその手首に残る傷のこと君は言わない僕は聞かない
少しだけ力抜けたと思えれば緩んだ頬も歩みの証
つなぐ手と頬とつい空気も淡く塗る癖のある画家の名は、恋。
赤ちゃんにゲップ吐かせる体勢で背中抱えて泣き出している
ささくれたふりして白湯を持つ意外と真面目な私の両手
ひとつ傘声を潜めてささめごとじゃれあう恋の染める雨糸
拍手して肩をたたいて握手する「良くやったね」と褒める喜び
力なく横たわる母の頬撫でる子布団の上から大の字で乗る
足腰の衰え感じ付け焼刃筋肉痛で効果半減
いそいそと耳かき持つ子膝に寝て恍惚としてこちら見上げる
薄紅の その唇を そっと嚙む 最初で最後の 夜にまぎれて
「飼い犬に手を噛まれた」と言われたが飼われてないしエサもくれない
さようなら僕はそろそろうたた寝し まどろむ顔を微笑みにして
「子どもらがぎょうさん死んだ場所やで」と祖母は指さす大阪駅を
生きるためミディアムレアでも噛みついた。これであなたも体の一部。
凄い
やめてください!
体の一部を読み込めというお題なので、じゃあ体の一部って入れてやれーって言う安易な発想です。笑
鏡には知らない私が映ってて 恋をしている、毛先までもが
手の込んだ恋歌綴る寂し夜朝に呆れる夢は魔物か
荒れた手を取り繕いたい人も居ずあと倍生きるか光る葉眩し
指先にすべての愛を宿らせて触るものみな労わる夜だ
貝作る口をへの字に幼子の涙溜めたりべそかく抗議
透明な水に似ている悲しみは誰にも見えず手のひらで舞う
あの人の最後に残した言の葉が私の頬を静かに流る
大空のふと口を出たつぶやきがぽっかり浮かんで白く輝く
腹筋を色々しても歩いてもお腹は凹まず我が凹んで