・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
今冬も炬燵を出せず桜待つ うちのワンコはもう三歳です
ふり仰ぐゆきぞら暗くのう厚なひみつの匂いにげだすきみは
丸まって夢見る猫の炬燵守り凍てつく夜は眠るに限る
解けぬよう日陰に積んだ朝の雪放課後の子の熱にも解けず
真冬日にこたつでふたり分け合って雪見だいふく食べる幸せ
冬の日が待ち遠しいねと言ったきみが残したマフラー まだ使えない
地震来た時刻は毎日訪れて 冬の辛さもまた巡り来る
雪のありだるまやかまくら出きるのに ただ見るだけで夕焼けが来る
冬が好き言いきる頃には春が来て 季節外れの笑顔の孤独
半額で買ったマフラーしないまま 冬は小さく姿を変えぬ
散歩する春の日差しの濃い中を 吾の影にだけまだ冬居たり
赤ちゃんてあったかいんだ雪の日生まれた君が教えてくれた
手袋をしたまま握手親しくて昨日載ったとコピーを渡す
しんしんと冷え込んでゆく冬の夜に既読待つ飲み過ぎ注意せよ
冬の朝早起きしては布団被りスマホ弄るも気が付きゃ二度寝
山の上ホテル明日から休業の寂しさ寒の雨が寒月
一年の労苦を忘れ年忘れ課長呑兵衛もう主役だな
青首の鍋をにぎわす団欒の主役になれずも名脇役
麦の芽の耐えて誇らし寒育ちボチボチでんな~目立ちもせず
霜柱残らず踏みつけて今日の殺意を使い果たしてしまえ
早春に名残の雪のわがままが佐保姫様の席を温めおり
車椅子小春日和の中にいて一つ笑って写真を撮ろう
年越し詣で会社を辞めて就活に焦っても暇古希の師走よ
クリスマスイブ不倫だと逢えなくてもう過去形にする既読待つ
冬の陽が部屋いっぱいに注がれて床を飛び交う鳥影たちよ
着ぶくれてあなたがいないからタマを愛してるのに彼女いるので
山眠る古里父も母ももう天国ヘまた手紙を書くね
お泊りせずにあなた帰って隙間風やらずの雨を期待した夜
凍空に虹を期待し散歩するフィルムカメラは元気若いな
恋猫が春を夢見る陽だまりの待ちくたびれてあくびをひとつ
炬燵猫ひねもす寒の守りをして薄目を空けてニカッと笑ったよ
春待ちの 桜の傍で 肉まんを 食べてる二人 猫が見ていた
寒くなれば教室は編み物ブームマフラー手袋見せ合いて
保護猫が慣れて抱っこは冬ぬくし一緒に寝たら初恋になり
来る年は多趣味のすべて上手くなれ下手くそギネス畢生になれ
ひっそりとことさら寒さ厳しくて強く抱きしめ「好きだよ」言って
転職を繰り返し今遊んでる毎日ボツのような師走だ
筋煮込み覆う脂肪の薄氷を割るとゼラチン泥濘んでいる
寒き日も続かず今日は冬うらら春は目の前恋せよ生きよ
悴む手 薄日に埃 照らされて 布団もどこか 頬赤らめる
公園に溶け残ってる胴体にさみしくないよと確かに触れる
全力で挑戦負けず嫌い手を抜かない古希は小春日和だ
暖冬の間の寒気身に沁みる昨日と今日は真冬と春だ
役に立たなくなり不満イライラがいつまで続く冬終るまで
実力に不安があってプレッシャー明日は春になったらいいな
胸のなか飼ってる熊が起きるまで冬の寒さを覚えていよう
息白く両耳と鼻真っ赤にし帰り来る君湯を沸かし待つ
春隣り寒の在庫一掃閉店とたたき売りすりゃ名残雪降る
この時期の 通勤電車 冬と春 隣り合わせで スマホを見てる
何気ない 君からの言葉で 温まる 非売品の 言葉のカイロ
今冬も炬燵を出せず桜待つ うちのワンコはもう三歳です
ふり仰ぐゆきぞら暗くのう厚なひみつの匂いにげだすきみは
丸まって夢見る猫の炬燵守り凍てつく夜は眠るに限る
解けぬよう日陰に積んだ朝の雪放課後の子の熱にも解けず
真冬日にこたつでふたり分け合って雪見だいふく食べる幸せ
冬の日が待ち遠しいねと言ったきみが残したマフラー まだ使えない
地震来た時刻は毎日訪れて 冬の辛さもまた巡り来る
雪のありだるまやかまくら出きるのに ただ見るだけで夕焼けが来る
冬が好き言いきる頃には春が来て 季節外れの笑顔の孤独
半額で買ったマフラーしないまま 冬は小さく姿を変えぬ
散歩する春の日差しの濃い中を 吾の影にだけまだ冬居たり
赤ちゃんてあったかいんだ雪の日生まれた君が教えてくれた
手袋をしたまま握手親しくて昨日載ったとコピーを渡す
しんしんと冷え込んでゆく冬の夜に既読待つ飲み過ぎ注意せよ
冬の朝早起きしては布団被りスマホ弄るも気が付きゃ二度寝
山の上ホテル明日から休業の寂しさ寒の雨が寒月
一年の労苦を忘れ年忘れ課長呑兵衛もう主役だな
青首の鍋をにぎわす団欒の主役になれずも名脇役
麦の芽の耐えて誇らし寒育ちボチボチでんな~目立ちもせず
霜柱残らず踏みつけて今日の殺意を使い果たしてしまえ
早春に名残の雪のわがままが佐保姫様の席を温めおり
車椅子小春日和の中にいて一つ笑って写真を撮ろう
年越し詣で会社を辞めて就活に焦っても暇古希の師走よ
クリスマスイブ不倫だと逢えなくてもう過去形にする既読待つ
冬の陽が部屋いっぱいに注がれて床を飛び交う鳥影たちよ
着ぶくれてあなたがいないからタマを愛してるのに彼女いるので
山眠る古里父も母ももう天国ヘまた手紙を書くね
お泊りせずにあなた帰って隙間風やらずの雨を期待した夜
凍空に虹を期待し散歩するフィルムカメラは元気若いな
恋猫が春を夢見る陽だまりの待ちくたびれてあくびをひとつ
炬燵猫ひねもす寒の守りをして薄目を空けてニカッと笑ったよ
春待ちの 桜の傍で 肉まんを 食べてる二人 猫が見ていた
寒くなれば教室は編み物ブームマフラー手袋見せ合いて
保護猫が慣れて抱っこは冬ぬくし一緒に寝たら初恋になり
来る年は多趣味のすべて上手くなれ下手くそギネス畢生になれ
ひっそりとことさら寒さ厳しくて強く抱きしめ「好きだよ」言って
転職を繰り返し今遊んでる毎日ボツのような師走だ
筋煮込み覆う脂肪の薄氷を割るとゼラチン泥濘んでいる
寒き日も続かず今日は冬うらら春は目の前恋せよ生きよ
悴む手 薄日に埃 照らされて
布団もどこか 頬赤らめる
公園に溶け残ってる胴体にさみしくないよと確かに触れる
全力で挑戦負けず嫌い手を抜かない古希は小春日和だ
暖冬の間の寒気身に沁みる昨日と今日は真冬と春だ
役に立たなくなり不満イライラがいつまで続く冬終るまで
実力に不安があってプレッシャー明日は春になったらいいな
胸のなか飼ってる熊が起きるまで冬の寒さを覚えていよう
息白く両耳と鼻真っ赤にし帰り来る君湯を沸かし待つ
春隣り寒の在庫一掃閉店とたたき売りすりゃ名残雪降る
この時期の 通勤電車 冬と春 隣り合わせで スマホを見てる
何気ない 君からの言葉で 温まる 非売品の 言葉のカイロ