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忘れてしまった思い出が消えたい夜最後に私を抱きしめる
なにもかも忘れてしまいたいのなら 美味しいものを飲んでおやすみ
忘れたり記憶ちがいが起こるのは 進化のなかで手にした神秘
忘れれば 心亡くしてしまうのか 解きはなたれて花ひらくのか
椿おつ だれかの忘れもののよう 赤きそのいろ悲恋にも似て
君のこともう忘れましたお顔なんて思い出すこともありませんの
買い忘れしないようにとメモをしてそのメモ忘れ買い物に行く
ぽっかりと浮かぶ満月見つめれば暫し忘れる卑小な自意識
忘却の彼方にゆっくり沈みゆく辛さ苦しみ時に悦び
人の名をよく忘れますこの頃は出そうで出ない感覚が好き
忘れたいことはなかなか忘れずに肝心なことを忘れてしまう
いつだって忘れないと誓ったことエジソンはえらい人、常識
しまったと一日ずっとそわそわと腰落ち着かずスマホ忘れて
宿題を忘れて廊下の立ちん坊バケツの水の波紋観察
忙しく心を亡くした君だけど忘れないでね愛しているよ
いつまでも忘れられない想い出は桜の下の初めてのキス
真の愛勿忘草の花ことばリボンで束ねあなたに贈ろう
君の笑顔優しさ忘却の彼方へ華の君は心に在り
失恋をした直後とかだったはず忘れな草と名づけた人は
後遺症の健忘持つ夫イライラも笑いに変えて共に明るく
忘れ物なにか大事な忘れ物ふり返る道降り出した雨
もう顔も声も忘れたあの人の運転のクセ身についたまま
震災の被害大きく忘られず早い復興願って止まず
あのことは忘れてねって意味ありげに甘噛みしてくる見られた猫
如月の我が娘の誕生に忘れ得ぬのはえびす顔の父
富士の見得春めき桜忘れ雪ぶらり狩川南足柄
住む人も訪ねる人もなき村に忘れ去られた歌碑残りをり
我忘れ趣味に没頭する時間 言葉をつむぎ生み出す時間
そうだねと調子のよさは忘れいき知らずについた生きていく術
忘れ得ぬ母の背中で揺れるたび甘えて泣いて困らせた日々
忘れてしまった思い出が消えたい夜最後に私を抱きしめる
なにもかも忘れてしまいたいのなら 美味しいものを飲んでおやすみ
忘れたり記憶ちがいが起こるのは 進化のなかで手にした神秘
忘れれば 心亡くしてしまうのか 解きはなたれて花ひらくのか
椿おつ だれかの忘れもののよう 赤きそのいろ悲恋にも似て
君のこともう忘れましたお顔なんて思い出すこともありませんの
買い忘れしないようにとメモをしてそのメモ忘れ買い物に行く
ぽっかりと浮かぶ満月見つめれば暫し忘れる卑小な自意識
忘却の彼方にゆっくり沈みゆく辛さ苦しみ時に悦び
人の名をよく忘れますこの頃は出そうで出ない感覚が好き
忘れたいことはなかなか忘れずに肝心なことを忘れてしまう
いつだって忘れないと誓ったことエジソンはえらい人、常識
しまったと一日ずっとそわそわと腰落ち着かずスマホ忘れて
宿題を忘れて廊下の立ちん坊バケツの水の波紋観察
忙しく心を亡くした君だけど忘れないでね愛しているよ
いつまでも忘れられない想い出は桜の下の初めてのキス
真の愛勿忘草の花ことばリボンで束ねあなたに贈ろう
君の笑顔優しさ忘却の彼方へ華の君は心に在り
失恋をした直後とかだったはず忘れな草と名づけた人は
後遺症の健忘持つ夫イライラも笑いに変えて共に明るく
忘れ物なにか大事な忘れ物ふり返る道降り出した雨
もう顔も声も忘れたあの人の運転のクセ身についたまま
震災の被害大きく忘られず早い復興願って止まず
あのことは忘れてねって意味ありげに甘噛みしてくる見られた猫
如月の我が娘の誕生に忘れ得ぬのはえびす顔の父
富士の見得春めき桜忘れ雪ぶらり狩川南足柄
住む人も訪ねる人もなき村に忘れ去られた歌碑残りをり
我忘れ趣味に没頭する時間 言葉をつむぎ生み出す時間
そうだねと調子のよさは忘れいき知らずについた生きていく術
忘れ得ぬ母の背中で揺れるたび甘えて泣いて困らせた日々