・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
手をつなぎ 桜とメジロみたいにね ともに笑って 春がきたなら
マジックとよばれるけれど 手品にはタネがあるけど 魔法には無く
手に触れてその冷たさを知る君の気付けば足の冷たさも知る
じゃんけんぽんちっちゃな手のひら集まって真剣勝負オニはだれかな
手のひらにまあるく収まるうさぎの子せわしない鼓動も包んで
「できるかな」のノッポさんの細長き手は幼少の我のあこがれ
我の手は大きくて農民の手だ遺伝子なのか野良仕事励む
祖母の手のぼた餅器用にまん丸く火鉢の湯気や朝冷え彼岸
手触りを楽しむ恋の春ひと夜すべて滑らかすこしみじか夜
ひと手間をかけて並べた惣菜に追いマヨしてるヤツの食レポ
目隠しの手のひらはずしそっと見るホラー映画の山場過ぎ去る
手のひらに強く握ったサイコロの出た目で決まるような人生
一つだけずっと約束してること好きなことには手を抜かないで
振り返り手を振る吾子の立つ道がこっちに動く歩道になあれ
ヒーローになったつもりで手を握り二人駆け出す西日の廊下
愛しくて触れていたいと繋いだ手今は転ばぬようにと繋ぐ
手のひらに集めておいた春光をそそぎ入れたい花瓶の中へ
手を振りもせずに去りゆく君の背を春一番はかき消してゆく
吾(あ)が指を握る赤子の手の力伝わりきたり万緑のなか
我の指しっかり握る小さき手君はこの手でしあわせ掴め
手動ドア開けたら空風吹きつけて肩をすくめて列車を降りる
脳内に巣食う獣を手なずけて解放させる隙をうかがう
僕のこと全部知ってる手のひらはじっと見てると何か言ってくる
挙手したりさよならしたり雄弁な手の持ち主は語るの下手で
あかぎれの小さき手にはクリームを魔法だからと厚く塗るなり
おさなごのもみじのおてての掬う春土筆にょろにょろたんぽぽふわり
手の中に握りしめてるプライドを捨てた人からしあわせになる
左手と右手をつなぐこの紙を「手紙」の語源としてる 私は
もう少し手を伸ばしたら掴めるよ君はその夢実現できる
星空に 賢治の詩を 諳んじる 両手を広げ 銀河の下で
手のひらの夫に踊りの振り付けを操り上手の家庭劇場
手をつなぎ 桜とメジロみたいにね ともに笑って 春がきたなら
マジックとよばれるけれど 手品にはタネがあるけど 魔法には無く
手に触れてその冷たさを知る君の気付けば足の冷たさも知る
じゃんけんぽんちっちゃな手のひら集まって真剣勝負オニはだれかな
手のひらにまあるく収まるうさぎの子せわしない鼓動も包んで
「できるかな」のノッポさんの細長き手は幼少の我のあこがれ
我の手は大きくて農民の手だ遺伝子なのか野良仕事励む
祖母の手のぼた餅器用にまん丸く火鉢の湯気や朝冷え彼岸
手触りを楽しむ恋の春ひと夜すべて滑らかすこしみじか夜
ひと手間をかけて並べた惣菜に追いマヨしてるヤツの食レポ
目隠しの手のひらはずしそっと見るホラー映画の山場過ぎ去る
手のひらに強く握ったサイコロの出た目で決まるような人生
一つだけずっと約束してること好きなことには手を抜かないで
振り返り手を振る吾子の立つ道がこっちに動く歩道になあれ
ヒーローになったつもりで手を握り二人駆け出す西日の廊下
愛しくて触れていたいと繋いだ手今は転ばぬようにと繋ぐ
手のひらに集めておいた春光をそそぎ入れたい花瓶の中へ
手を振りもせずに去りゆく君の背を春一番はかき消してゆく
吾(あ)が指を握る赤子の手の力伝わりきたり万緑のなか
我の指しっかり握る小さき手君はこの手でしあわせ掴め
手動ドア開けたら空風吹きつけて肩をすくめて列車を降りる
脳内に巣食う獣を手なずけて解放させる隙をうかがう
僕のこと全部知ってる手のひらはじっと見てると何か言ってくる
挙手したりさよならしたり雄弁な手の持ち主は語るの下手で
あかぎれの小さき手にはクリームを魔法だからと厚く塗るなり
おさなごのもみじのおてての掬う春土筆にょろにょろたんぽぽふわり
手の中に握りしめてるプライドを捨てた人からしあわせになる
左手と右手をつなぐこの紙を「手紙」の語源としてる 私は
もう少し手を伸ばしたら掴めるよ君はその夢実現できる
星空に 賢治の詩を 諳んじる 両手を広げ 銀河の下で
手のひらの夫に踊りの振り付けを操り上手の家庭劇場