・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
表も裏も受け止めると言ってくれるあなたの手に光る指輪
9回も表と裏をくりかえす そろそろ出るか あの快音が
裏道のそぞろ歩きで寄るカフェや 道をわすれて いまも逢えずに
自慢げな きみの学校 表には 文具店あり 裏はさとやま
表にはステンドグラス日をとおし 部屋の奥には仏壇もあり
空を仰ぎ見大地を足裏で感じ寄り道をして宝を探す
信頼を裏切るような人じゃないそう信じてはいるのだけれど
気遣いに裏はあってもオモテナシ 世知辛いけどそれも真実
裏なるは人目につかぬことのはずよく見えだしたねと云ふべきか
擦り切れた老いの心を裏返し一手を楽しむ恋の囲碁盤
表には見せぬ多重の人格が恋にまたがり手綱誤まる
恋すれば表の顔がきえてゆく仮面を選んで腕を絡ませ
表裏まちがえて着たTシャツをそのままにして佇む街角
表情の裏に隠れたその意味を考え続けすでに夕暮れ
古本の表紙の裏に書いてある誰かの名前を独り占う
表から射しこむ光を浴びながら古い手紙の束をひもとく
思い出の中のあなたの表情はキラキラ眩しいわたしの宝
人間の 表と裏を 歌に詠む 四季折々を 諸行無常を
「表なら」コイン空へとキャッチする主人公たち淡く憧れ
思うこと感じることを表現す短歌は心ときめくツール
ガヤガヤと表の方が騒がしい怪我した子どもの手当て中らし
幸と不幸は表裏一体コインを返すよにびっくり返る
裏門をこっそり抜けて飛び出した5限のチャイムが今も聞こえる
コイントス表が出たらサーブ権トーナメントがいよいよ始まる
裏庭に低飛行するヒヨドリを幼子煽って我も走って追う
裏道の最後の椿が落ちてゆく飛び立つメジロ揺らした枝から
表しか 見せない月の 裏側を 人に擬え 酒を飲む夜
青空が広がらない日、目を閉じてまぶたの裏にパレードを呼ぶ
抽象画上下の逆は許せるが表と裏を間違えるとは
裏通り 子猫が捨てられ 鳴いている 木枯らし吹く夜 帰るに帰れず
その笑顔表かしらと探ってみりゃ裏の笑顔が笑い転げる
古ぼけた足踏みミシンの裏側に兄と描いた母の似顔絵
表も裏も受け止めると言ってくれるあなたの手に光る指輪
9回も表と裏をくりかえす そろそろ出るか あの快音が
裏道のそぞろ歩きで寄るカフェや 道をわすれて いまも逢えずに
自慢げな きみの学校 表には 文具店あり 裏はさとやま
表にはステンドグラス日をとおし 部屋の奥には仏壇もあり
空を仰ぎ見大地を足裏で感じ寄り道をして宝を探す
信頼を裏切るような人じゃないそう信じてはいるのだけれど
気遣いに裏はあってもオモテナシ
世知辛いけどそれも真実
裏なるは人目につかぬことのはずよく見えだしたねと云ふべきか
擦り切れた老いの心を裏返し一手を楽しむ恋の囲碁盤
表には見せぬ多重の人格が恋にまたがり手綱誤まる
恋すれば表の顔がきえてゆく仮面を選んで腕を絡ませ
表裏まちがえて着たTシャツをそのままにして佇む街角
表情の裏に隠れたその意味を考え続けすでに夕暮れ
古本の表紙の裏に書いてある誰かの名前を独り占う
表から射しこむ光を浴びながら古い手紙の束をひもとく
思い出の中のあなたの表情はキラキラ眩しいわたしの宝
人間の 表と裏を 歌に詠む 四季折々を 諸行無常を
「表なら」コイン空へとキャッチする主人公たち淡く憧れ
思うこと感じることを表現す短歌は心ときめくツール
ガヤガヤと表の方が騒がしい怪我した子どもの手当て中らし
幸と不幸は表裏一体コインを返すよにびっくり返る
裏門をこっそり抜けて飛び出した5限のチャイムが今も聞こえる
コイントス表が出たらサーブ権トーナメントがいよいよ始まる
裏庭に低飛行するヒヨドリを幼子煽って我も走って追う
裏道の最後の椿が落ちてゆく飛び立つメジロ揺らした枝から
表しか 見せない月の 裏側を 人に擬え 酒を飲む夜
青空が広がらない日、目を閉じてまぶたの裏にパレードを呼ぶ
抽象画上下の逆は許せるが表と裏を間違えるとは
裏通り 子猫が捨てられ 鳴いている 木枯らし吹く夜 帰るに帰れず
その笑顔表かしらと探ってみりゃ裏の笑顔が笑い転げる
古ぼけた足踏みミシンの裏側に兄と描いた母の似顔絵