・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
如月と弥生にそっとスイーツを贈る独自の恋の文化よ
煎餅をつまみに齧っていてもお菓子じゃないし恋もしてない
色気よりもちろん食い気勝つけれど春は感じる三色団子
菓子は好きけれど家族の減りし今我が為には焼く気になれず
別腹にダイエットだと言い聞かせ本腹で食ってる食後のデザート
駄菓子屋で飯を食ってたバア様の見て見ぬふりの夕焼け沈む
ひと口ずつ クッキーとコーヒーの味 沁みてうるおす日曜の朝
月を見て 饅頭頬張る その口で なんと良さげな 歌詠むお前
菓子箱を折って作った虫籠に大切な虫入れていた夏
羊羹を切る感触が好き過ぎてつい切り過ぎて過ぎてゆく日々
ガムを噛むひたすら噛んでそのうちに飲み込むという私の食べ方
どうしても欲しかったもの幼き日夢にまで見たお菓子のお城
まんじゅうを頬張りながら考える饅頭的な宇宙のかたち
和洋菓子ご一緒します私たち苦〜い渋〜いコーヒー&茶
頑張ってとは言えないな手持ちのをそっと近くに置いていく夜
女房に手を出されたのにカントリーマアム二枚で許すと思うな
スイーツの割引券が付いているレシートがふと気になった昼
アンやローラに憧れてクッキーケーキ焼く我が家は草餅作り
仕事終え同僚と行く買い物は空腹ダメよとチョコ食べてから
バブル期に義理で貰ったチョコレートひと月後にはひとりで返す
目を細め煎餅かじるスイーツが苦手な彼女は今年十五歳
人生の最後に食べたき物としてケーキを思う大甘な我
真夜中のポテトチップの誘惑を断るためのハーゲンダッツ
君の好きだったモンブランお供えしお誕生日のうたを息子と
手作りのよもぎ香る草餅は餡にきな粉にと賑わう食卓
手洗いをせずに作ったグミを持ち子が口に迫り我目を瞑る
さりげなく三時ですよとお茶うけにふるさと忍ぶ味覚のうれし
薄茶点て季節いただく草餅の邪気を祓うや息吹き楽しむ
母の手に 引かれて菓子を 頬ばる子 桜やさしく ひとひら髪に
酒飲まずタバコも吸わず賭け事も浮気もしないお菓子は食べる
如月と弥生にそっとスイーツを贈る独自の恋の文化よ
煎餅をつまみに齧っていてもお菓子じゃないし恋もしてない
色気よりもちろん食い気勝つけれど春は感じる三色団子
菓子は好きけれど家族の減りし今我が為には焼く気になれず
別腹にダイエットだと言い聞かせ本腹で食ってる食後のデザート
駄菓子屋で飯を食ってたバア様の見て見ぬふりの夕焼け沈む
ひと口ずつ クッキーとコーヒーの味 沁みてうるおす日曜の朝
月を見て 饅頭頬張る その口で なんと良さげな 歌詠むお前
菓子箱を折って作った虫籠に大切な虫入れていた夏
羊羹を切る感触が好き過ぎてつい切り過ぎて過ぎてゆく日々
ガムを噛むひたすら噛んでそのうちに飲み込むという私の食べ方
どうしても欲しかったもの幼き日夢にまで見たお菓子のお城
まんじゅうを頬張りながら考える饅頭的な宇宙のかたち
和洋菓子ご一緒します私たち苦〜い渋〜いコーヒー&茶
頑張ってとは言えないな手持ちのをそっと近くに置いていく夜
女房に手を出されたのにカントリーマアム二枚で許すと思うな
スイーツの割引券が付いているレシートがふと気になった昼
アンやローラに憧れてクッキーケーキ焼く我が家は草餅作り
仕事終え同僚と行く買い物は空腹ダメよとチョコ食べてから
バブル期に義理で貰ったチョコレートひと月後にはひとりで返す
目を細め煎餅かじるスイーツが苦手な彼女は今年十五歳
人生の最後に食べたき物としてケーキを思う大甘な我
真夜中のポテトチップの誘惑を断るためのハーゲンダッツ
君の好きだったモンブランお供えしお誕生日のうたを息子と
手作りのよもぎ香る草餅は餡にきな粉にと賑わう食卓
手洗いをせずに作ったグミを持ち子が口に迫り我目を瞑る
さりげなく三時ですよとお茶うけにふるさと忍ぶ味覚のうれし
薄茶点て季節いただく草餅の邪気を祓うや息吹き楽しむ
母の手に 引かれて菓子を 頬ばる子 桜やさしく ひとひら髪に
酒飲まずタバコも吸わず賭け事も浮気もしないお菓子は食べる