・投稿期間はお題発表から5日間！
・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。
・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
お題
題『アルファベットを読み込んで』
題『春（テーマ詠）』
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桜見て切なく思う遺伝子が私にあって良かった、春だ。
ビール缶までが桜に染められて何はともあれ飲もう、春だし
かたくりの花咲き初めて里山は光眩しき春を迎える
早春の光がそっと立ち止まる瞳を閉じる君の睫毛に
登り坂我を待つ男孫追いかけていつもの散歩風やわらかに
菜の花が畑一面おおいたり黄色き天使の溢れるように
春風が吐息一つで夕暮れに街を貴女を薄紅色に
春の前、秋だったならこんなにも優しい種は芽吹かないだろう
チューリップの葉っばは強くグンと伸び覗いてみれば固い蕾が
彼岸過ぎ陽が延びていくこの季節街の景色も華やいでくる
カモメさえ春一番に乗り切れず
僕は立ってる精一杯に
卒業の記念写真の十五歳恋は留年六十年も
木製の三つのベンチに二人ずつ眼下に蕾の桜広がり
並木道 陽だまり優し 父の背で 子は口を開け 春を吸い込む
明日はもう夜は短く昼長く伸びをするよなこころのわたし
太陽が温めてゆく手のひらをじっと見つめていればもう春
ハルジオンムラサキケマンホトケノザ
心の頁押し花さして
春風が街のすみずみ吹き抜けて一挙に冬を追い出していく
おととしの春のことだと思うけど別れた場所で春を感じる
来週のエントリシートに潜り込む面接官も試されている
ウォーキング歩き始めて花たちに呼び止められるあちらこちらで
新しい4月に慣れなくてもいいんだよ、戸惑う肩そっと抱く
冬の後には春が来て花が咲く四季のある国に生まれて良かった
あの人と別れた時に春雷が低く響いていたかもしれぬ
冴え返る恋の刺激におののいて君が温もり閉じ込めておく
気まぐれな三寒四温をすり抜けて誕生ケーキ抱えて帰る
雨糸につながれ揺れぬぶらんこのさびしさつのるわが恋揺らす
花とお茶求め訪う道の駅春の嵐に負けぬ賑わい
伏線を、胸を、体を、肩肘を
貼る新生活 春来る計画
伝えてよ知らない人も友達も花の匂いを春伝えてよ
ムスカリの匂いは青いパンジーの匂いは３つああ春！春！
おぼろ夜のひとり抱く膝やや寒に恋を売ります夢を買います
春雨に濡れてゆこうと決めた日の涙を人に覚られぬよう
ゆるゆると紡ぎ出されて物語春風の中に結末もなく
春がきて 冬が戻って 春がきて 異常気象で なかよく踊る