・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
檻の中 勇猛たるも 檻の中 ホワイトタイガー 原野を知らず
「狂歌」
伏魔殿 どれだけ白く 在ろうとも 任期・保身で 黒く染み行く
くせ毛でもアラカンでも白髪あらずストレートパーマでボブスタイル
この壁が白かった頃を知っている大木が今日切り株になる
導きの 雲の波間に 隠れたる 真昼の月の しろき悲しみ
明けがたに 主人の痰の 吸引を やうやう白く なりゆく山ぎわ
白々と何も話さぬ夜は明けて ドア越しにLINE送り合いコロナ
白かったんだ君の字で埋まるまで こころ一枚めくって捨てる
手仕事を止めるいとまもないうちに白み始めるひむかしの空
緋のように心の罪が赤くともキリストの血はなれを白くす
「白いドレスを着たいと言ったけどきょとんとした顔だったからスルー」
純白に盛り上がりたる雲の下麦わら帽子に付けし黄の花
襟元は白いTシャツくっきりと陽ざしを友に進め前を
花嫁のドレスの白の風に揺れ生クリームの恋しくなりし
世の中のひとが全員白色だとしたら君はスノーホワイト
白いものを等しく染める夕焼けに私も染まりそっと安堵する
胸の内モヤっとゆらぎ濁っても あくまでそれは白、灰じゃない
真っ白な便箋に書く恋文は青いインクの震えていたり
白き揺れマーガレットが大好きですぐに覚えしASDの子
今ここで白黒つけてしまいたい でもその勇気俺には出ない
真っ白なあなたが綺麗すぎるから私の色を足してやりたい
みどり児は白いガーゼにくるまりて 保育器に育つ 成長嬉し
君からの手紙の余白に涙雨 心を濡らす夜ごと夜ごとに
白む空心のネジを巻いてゆくぎりりぎりりと一日分を
檻の中
勇猛たるも
檻の中
ホワイトタイガー
原野を知らず
「狂歌」
伏魔殿
どれだけ白く
在ろうとも
任期・保身で
黒く染み行く
くせ毛でもアラカンでも白髪あらずストレートパーマでボブスタイル
この壁が白かった頃を知っている大木が今日切り株になる
導きの 雲の波間に 隠れたる 真昼の月の しろき悲しみ
明けがたに
主人の痰の
吸引を
やうやう白く
なりゆく山ぎわ
白々と何も話さぬ夜は明けて
ドア越しにLINE送り合いコロナ
白かったんだ君の字で埋まるまで こころ一枚めくって捨てる
手仕事を止めるいとまもないうちに白み始めるひむかしの空
緋のように心の罪が赤くともキリストの血はなれを白くす
「白いドレスを着たいと言ったけどきょとんとした顔だったからスルー」
純白に盛り上がりたる雲の下麦わら帽子に付けし黄の花
襟元は白いTシャツくっきりと陽ざしを友に進め前を
花嫁のドレスの白の風に揺れ生クリームの恋しくなりし
世の中のひとが全員白色だとしたら君はスノーホワイト
白いものを等しく染める夕焼けに私も染まりそっと安堵する
胸の内モヤっとゆらぎ濁っても
あくまでそれは白、灰じゃない
真っ白な便箋に書く恋文は青いインクの震えていたり
白き揺れマーガレットが大好きですぐに覚えしASDの子
今ここで白黒つけてしまいたい
でもその勇気俺には出ない
真っ白なあなたが綺麗すぎるから私の色を足してやりたい
みどり児は白いガーゼにくるまりて
保育器に育つ 成長嬉し
君からの手紙の余白に涙雨 心を濡らす夜ごと夜ごとに
白む空心のネジを巻いてゆくぎりりぎりりと一日分を