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あの時は一緒に歩いただけなのに散歩の先に未来が見えた
木芽月幼子の手をとり登る坂道の上梅咲く城へ
すれ違う 散歩帰りか 老夫婦 何も語らず 同じ歩幅で
静けさや 澄んだ空気や 風の音(ね)が あて無き朝の 散歩を潤す
子の歩く後ろをそっとついていく花や小鳥や虫に手を振り
夕暮れに散歩するのが常になり立ち止まっては夕焼けを撮る
五千円くらいをもってさぁいこう見知らぬ土地で散歩する午後
「ちょい散歩」サンダル履いて戸を開けて父は母との間合いをはかる
猛暑にて行くのをやめた散歩道 あのくすの木に会えるのはいつ
君と歩いた散歩道今は一人で歩く君は今も胸に
蓮池の周辺まわり疲れ果て休憩ばかりでも清々し
朝早く暑くないうち散歩する子気づかうよな犬の散歩よ
散歩する吾に毎日付き来るは小犬ではなく小さな不安
すれ違う青年の顔病の次男脳裏に浮かびて 重たい散歩なり
世界には色が溢れているけれど目的もなく歩くには青すぎる空
炎天の散歩は麦茶を持参して給水タイムを途中に設け
昨夏には義父と歩くよ墓参り新盆ひとり汗かき歩く
YouTubeの中で散歩する二人あなたの横で仲良くずっと
この坂を上り切ったら船溜まり眼下に朝のいつもの息吹き
あの時は一緒に歩いただけなのに散歩の先に未来が見えた
木芽月幼子の手をとり登る坂道の上梅咲く城へ
すれ違う
散歩帰りか
老夫婦
何も語らず
同じ歩幅で
静けさや
澄んだ空気や
風の音(ね)が
あて無き朝の
散歩を潤す
子の歩く後ろをそっとついていく花や小鳥や虫に手を振り
夕暮れに散歩するのが常になり立ち止まっては夕焼けを撮る
五千円くらいをもってさぁいこう見知らぬ土地で散歩する午後
「ちょい散歩」サンダル履いて戸を開けて父は母との間合いをはかる
猛暑にて行くのをやめた散歩道
あのくすの木に会えるのはいつ
君と歩いた散歩道今は一人で歩く君は今も胸に
蓮池の周辺まわり疲れ果て休憩ばかりでも清々し
朝早く暑くないうち散歩する子気づかうよな犬の散歩よ
散歩する吾に毎日付き来るは小犬ではなく小さな不安
すれ違う青年の顔病の次男脳裏に浮かびて
重たい散歩なり
世界には色が溢れているけれど目的もなく歩くには青すぎる空
炎天の散歩は麦茶を持参して給水タイムを途中に設け
昨夏には義父と歩くよ墓参り新盆ひとり汗かき歩く
YouTubeの中で散歩する二人あなたの横で仲良くずっと
この坂を上り切ったら船溜まり眼下に朝のいつもの息吹き