・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
回数券残ってるから行こうってラブホにそんな誘い方ある?
はじめての通勤定期の券面の桃色がまだ視界に残る
引換券 白き皿まで あと一枚 値段見る目は 真剣になり
片道と思ってた恋の乗車券 ごめんなさい途中下車ししゃった
年々に分厚くなりゆく我が財布、診察券とポイントカードで
人間と関わるのを棄て舌を出す様な券売機 舌を受け取る
駅中の発券機前 学生が並ぶ姿で春思い出す
定期券会社辞めても買っている毎日出掛けるふりをするため
人生に特急券はないと知り 鈍行なりの車窓楽しむ
駐車場 あと五センチが 届かずに ドア開けて押す 発券ボタン
券売機 何気に押した 新メニュー 美味しさを知る 水曜の午後
結び切り 寄付に回した商品券 あなたの幸せお裾分けして
あなたへの贈り物買う春の日に割引券を出す手ためらう
牛丼の食券そっとテーブルに 並んだ顔は羊の群れか
コロッケと丼飯の命綱 食券握り通った食堂
地域経済活性化商品券配布物価高ありがたき
推しの券お守りにして微笑みて胸の高鳴り 止めようはなく
スーパーでお隣さんと鉢合わ 割引券を使わず見栄はる
誕生日 夫のくれたる ケーキより 今ありがたきは お米券かな
デパートで「是非に」とくれた抽選券 ガラガラ回してポケットティッシュ
学食で 食券買って 列つくり おうどん一杯 お喋り楽し
年寄りをあたかも拒絶するように券売機はまた進化を遂げる
開演を告ぐるブザーに君は来(こ)ぬ2枚の券に夕闇迫る
菜の花やシニアの旅は硬券に鋏の入る軽便鉄道
老朽化した駅の歯軋りを聞きに 片道というより入場券
母の棚 引き出し奥にしまわれし 幼き我の かたたたき券
値上がりで苦しい生活援助する 割引券のありがたみ知る
宝クジはずれた券を川に捨て 夢をまとってヒラヒラ落ちる
買う人も減って寂しげ券売機駅の雑踏静かに眺め
回数券残ってるから行こうってラブホにそんな誘い方ある?
はじめての通勤定期の券面の桃色がまだ視界に残る
引換券 白き皿まで あと一枚
値段見る目は 真剣になり
片道と思ってた恋の乗車券
ごめんなさい途中下車ししゃった
年々に分厚くなりゆく我が財布、診察券とポイントカードで
人間と関わるのを棄て舌を出す様な券売機 舌を受け取る
駅中の発券機前 学生が並ぶ姿で春思い出す
定期券会社辞めても買っている毎日出掛けるふりをするため
人生に特急券はないと知り
鈍行なりの車窓楽しむ
駐車場 あと五センチが 届かずに
ドア開けて押す 発券ボタン
券売機 何気に押した 新メニュー
美味しさを知る 水曜の午後
結び切り 寄付に回した商品券
あなたの幸せお裾分けして
あなたへの贈り物買う春の日に割引券を出す手ためらう
牛丼の食券そっとテーブルに 並んだ顔は羊の群れか
コロッケと丼飯の命綱 食券握り通った食堂
地域経済活性化商品券配布物価高ありがたき
推しの券お守りにして微笑みて胸の高鳴り
止めようはなく
スーパーでお隣さんと鉢合わ
割引券を使わず見栄はる
誕生日 夫のくれたる
ケーキより
今ありがたきは
お米券かな
デパートで「是非に」とくれた抽選券 ガラガラ回してポケットティッシュ
学食で 食券買って 列つくり
おうどん一杯 お喋り楽し
年寄りをあたかも拒絶するように券売機はまた進化を遂げる
開演を告ぐるブザーに君は来(こ)ぬ2枚の券に夕闇迫る
菜の花やシニアの旅は硬券に鋏の入る軽便鉄道
老朽化した駅の歯軋りを聞きに
片道というより入場券
母の棚 引き出し奥にしまわれし 幼き我の
かたたたき券
値上がりで苦しい生活援助する
割引券のありがたみ知る
宝クジはずれた券を川に捨て
夢をまとってヒラヒラ落ちる
買う人も減って寂しげ券売機駅の雑踏静かに眺め