・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
秋空をメガネに映せこぼさないようになみだを光で照らせ
俳句の師の柩に眼鏡を入れるあの世でもよく見えますように
現実を僕より先に見つめてる眼鏡は少しも壊れていない
草むらのメガネ露草青々と半日花の白縁おしゃれ
いろいろな枠にはめ込み見る景色 まずははずして深呼吸して
黒縁の眼鏡をかけた父の顔また秋が来て遠くなりゆく
それぞれの眼鏡で見てる人々の勝手な意見並ぶネットに
夜の彼眼鏡スウェットで読書する お前が知らない私の特権
指と指 絡ませ歩いた 眼鏡橋 別れが来るとは 思いもせずに
眼鏡している人がみな真面目ならこの世界ってもっとよいはず
見開きに栞の代わり拡大の活字を映す老いの二文字
見栄はらず掛ければよいに老眼鏡 離せば分かると眉間に皺を
なきゃ困る身体の一部になったの視力悪過ぎ悲しいけれど
草花の姿覗いた虫眼鏡 今や読書の欠かせぬツール
草叢の虫の音覗く虫メガネ秋を探せば小さな楽団
仕事にて老眼鏡取り出して毎回文字読むわれなり
少しだけ度数を変える幸せと夕焼け雲がよく見えるやつ
焦点の合わない会話はもうやめて度数を合わせ地に足つけて
額まで眼鏡を上げるその指でトンボの前で指を回すよ
鼻の上堅物なれど常にゐて同じ景色を見て来た戦友
サングラス掛けて決めポーズ「素敵よ」と 言わぬと不機嫌 孫と祖母なり
この胸の遠眼鏡なら見えるかな山の向こうのあなたの暮らし
ありし日の面影残す横顔は捲るページに瞳ほそめる
あの人の眼鏡外した顔を見る 目がパッチリで思わず二度見
あの日には もう戻れない 眼鏡橋 東と西へ 双円の影
秋空をメガネに映せこぼさないようになみだを光で照らせ
俳句の師の柩に眼鏡を入れるあの世でもよく見えますように
現実を僕より先に見つめてる眼鏡は少しも壊れていない
草むらのメガネ露草青々と半日花の白縁おしゃれ
いろいろな枠にはめ込み見る景色
まずははずして深呼吸して
黒縁の眼鏡をかけた父の顔また秋が来て遠くなりゆく
それぞれの眼鏡で見てる人々の勝手な意見並ぶネットに
夜の彼眼鏡スウェットで読書する お前が知らない私の特権
指と指 絡ませ歩いた 眼鏡橋 別れが来るとは 思いもせずに
眼鏡している人がみな真面目ならこの世界ってもっとよいはず
見開きに栞の代わり拡大の活字を映す老いの二文字
見栄はらず掛ければよいに老眼鏡 離せば分かると眉間に皺を
なきゃ困る身体の一部になったの視力悪過ぎ悲しいけれど
草花の姿覗いた虫眼鏡
今や読書の欠かせぬツール
草叢の虫の音覗く虫メガネ秋を探せば小さな楽団
仕事にて老眼鏡取り出して毎回文字読むわれなり
少しだけ度数を変える幸せと夕焼け雲がよく見えるやつ
焦点の合わない会話はもうやめて度数を合わせ地に足つけて
額まで眼鏡を上げるその指でトンボの前で指を回すよ
鼻の上堅物なれど常にゐて同じ景色を見て来た戦友
サングラス掛けて決めポーズ「素敵よ」と
言わぬと不機嫌 孫と祖母なり
この胸の遠眼鏡なら見えるかな山の向こうのあなたの暮らし
ありし日の面影残す横顔は捲るページに瞳ほそめる
あの人の眼鏡外した顔を見る 目がパッチリで思わず二度見
あの日には もう戻れない 眼鏡橋 東と西へ 双円の影