・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
月は今 雲の合間を 縫って行く 毛布に潜る 君の窓辺に
太陽を反射しているだけの月 月に照らされているだけの君
満天の星に囲まれ満月が 微笑んでいる 星月夜
きみの眼はおそろしいほど月だから僕のこころを見透かしている
月照らす君わが好物たくさんかかえて帰宅君誕生日
盃に冬の満月閉じ込めて 呑み干す腹の暖かさかな
軽トラの年越し思う 月極の駐車場から動かなくなり
月見上げ 悲しくなるのは かぐや姫 不死の薬は 必要ないの
我が家の小さき窓より月見ゆる この世全てに幸いあれと
冷え込む夜 終電を待つ ただ一人 下弦の月の 見守るホーム
月の光たらりたらりと滴って蜂蜜滲む雪のテーブル
傷口のような三日月冷え冷えと闇に震える裸木の枝
冬の宿湯上がりの火照りそのままに 見上げる月は細く儚く
空薄く 光を失う昼の月 天体としてみる 我 も星人(ほしびと)
ひとり娘(ご)は かぐやのように嫁ぎゆき 翁となりて見る涙月
潮の満干きが月の引力ならば海原ヘいざ漕ぎ出そう
これが最後と別れの言葉伝え顔を上げて月を眺める
晴れた夜月の上がるを待ちながら歩けば枯葉がかさこそと言う
夜散歩 連れて歩くは僕の影 夜空に浮かぶ金色の月
指先に ひらりひらりと 舞い降りて 羽から透ける 月の光よ
師走入り月もさぞかし寒かろもイルミと共に闇夜照らして
凪ぐ海を 静かに照らす 月光は 夜空への橋を 架けるかの如
12月に入ったねと語る友 再会果たし ライン繋がり
晩秋に君がどこかへ行ったから 月も私もあのときのまま
満ちたなら欠けることが定めだと 教えるような美しい月
残業に勤しむ夜の満月に ネクタイ緩めしばし月を見る
冴え冴えに凛と細月冬隣り銀杏並木に恋の影法師
プール帰りに見た光景 公園の静けさと 美しき星月夜
リハーサル終って帰る少女たち 期待の顔に月光がさす
もう二度と会えぬ人々想いつつ故郷の町をゆく星月夜
月は今
雲の合間を
縫って行く
毛布に潜る
君の窓辺に
太陽を反射しているだけの月
月に照らされているだけの君
満天の星に囲まれ満月が 微笑んでいる
星月夜
きみの眼はおそろしいほど月だから僕のこころを見透かしている
月照らす君わが好物たくさんかかえて帰宅君誕生日
盃に冬の満月閉じ込めて
呑み干す腹の暖かさかな
軽トラの年越し思う 月極の駐車場から動かなくなり
月見上げ 悲しくなるのは かぐや姫 不死の薬は 必要ないの
我が家の小さき窓より月見ゆる この世全てに幸いあれと
冷え込む夜 終電を待つ ただ一人 下弦の月の 見守るホーム
月の光たらりたらりと滴って蜂蜜滲む雪のテーブル
傷口のような三日月冷え冷えと闇に震える裸木の枝
冬の宿湯上がりの火照りそのままに
見上げる月は細く儚く
空薄く 光を失う昼の月 天体としてみる 我 も星人(ほしびと)
ひとり娘(ご)は かぐやのように嫁ぎゆき 翁となりて見る涙月
潮の満干きが月の引力ならば海原ヘいざ漕ぎ出そう
これが最後と別れの言葉伝え顔を上げて月を眺める
晴れた夜月の上がるを待ちながら歩けば枯葉がかさこそと言う
夜散歩 連れて歩くは僕の影 夜空に浮かぶ金色の月
指先に ひらりひらりと 舞い降りて
羽から透ける 月の光よ
師走入り月もさぞかし寒かろもイルミと共に闇夜照らして
凪ぐ海を 静かに照らす 月光は 夜空への橋を 架けるかの如
12月に入ったねと語る友 再会果たし
ライン繋がり
晩秋に君がどこかへ行ったから
月も私もあのときのまま
満ちたなら欠けることが定めだと 教えるような美しい月
残業に勤しむ夜の満月に ネクタイ緩めしばし月を見る
冴え冴えに凛と細月冬隣り銀杏並木に恋の影法師
プール帰りに見た光景 公園の静けさと 美しき星月夜
リハーサル終って帰る少女たち
期待の顔に月光がさす
もう二度と会えぬ人々想いつつ故郷の町をゆく星月夜