・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
もうここにいないあなたはあそこにもいない私の心の中だけ
妻を借り猛威を奮うウイルスにもうその辺でよさぬかと言ひ
学ランで 友と燥(はしゃ)いだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
もう二度と会えない星になってから 姉として今 心でつぶやく
別れ際離れられずに舞い出した粉雪の中 もう少しだけ
散り果ててかぼそい枝の先にもうつぎ咲く春の花芽ふるわす
もう二度と見ることのない夕暮れは君と交わした約束の場所
もういいよ 聞きたくないよ 見たくない 別れの言葉 君の眼差し(まなざし)
もう一度 ただもう一度 会いたいと 君は泣いてた 電話の向こうで
もう少しだけ 発車ベル鳴るまでは 君の手を離せない寒い夜
音沙汰もないあの人にもう一度 会いたいとふと思い出す今
「もうここで」そう言ってなお見つめ合う視線を外せば搭乗案内
またなのともうが凍てつく若き恋背中を向けた六畳一間
ごめんなさいもうしませんと詫びる父背中が波を打つ母の前
バレエを踊る娘の衣装縫った徹夜も嬉しく もう過ぎ去りし日
冬の夜にページ止まらぬミステリー 栞(しおり)挟めずもう朝が来る
改札で待ってる君の姿見て 凍える指先もう寒くない
もう彼氏がいると分かった夕暮れの口内炎の痛みに耐える
こたつからみえる山際ひかり落ち もう風もなくしーんとなりて
しっかりと抱いたみどりごは少女なりて もう二度と嗅げぬミルクの匂い
もう少し 欲張るほどに 割れていく きみもわたしも 泡のようにね
できるなら 仲直りして もう一度 会いたかったと 空を見つめる
もう一度見てみたい うっすら光る星星を 下から昇る光り輝く太陽を
もう海を 見ることはない この場所で 風に泣く声 潮騒の音
もうここにいないあなたはあそこにもいない私の心の中だけ
妻を借り猛威を奮うウイルスにもうその辺でよさぬかと言ひ
学ランで 友と燥(はしゃ)いだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
もう二度と会えない星になってから
姉として今 心でつぶやく
別れ際離れられずに舞い出した粉雪の中
もう少しだけ
散り果ててかぼそい枝の先にもうつぎ咲く春の花芽ふるわす
もう二度と見ることのない夕暮れは君と交わした約束の場所
もういいよ 聞きたくないよ 見たくない 別れの言葉 君の眼差し(まなざし)
もう一度 ただもう一度 会いたいと 君は泣いてた 電話の向こうで
もう少しだけ 発車ベル鳴るまでは 君の手を離せない寒い夜
音沙汰もないあの人にもう一度 会いたいとふと思い出す今
「もうここで」そう言ってなお見つめ合う視線を外せば搭乗案内
またなのともうが凍てつく若き恋背中を向けた六畳一間
ごめんなさいもうしませんと詫びる父背中が波を打つ母の前
バレエを踊る娘の衣装縫った徹夜も嬉しく
もう過ぎ去りし日
冬の夜にページ止まらぬミステリー 栞(しおり)挟めずもう朝が来る
改札で待ってる君の姿見て 凍える指先もう寒くない
もう彼氏がいると分かった夕暮れの口内炎の痛みに耐える
こたつからみえる山際ひかり落ち
もう風もなくしーんとなりて
しっかりと抱いたみどりごは少女なりて
もう二度と嗅げぬミルクの匂い
もう少し 欲張るほどに 割れていく
きみもわたしも 泡のようにね
できるなら 仲直りして もう一度
会いたかったと 空を見つめる
もう一度見てみたい うっすら光る星星を 下から昇る光り輝く太陽を
もう海を 見ることはない この場所で 風に泣く声 潮騒の音