・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
家の中ダンボール山どこ探す 手に取る本は老眼鏡で
青春の芽生えて春の裏本の未知の世界の扉を開く
応年に いくつか読んだ 古典本 身になっている 思いがけずに
あの時はただ本当に好きだった理由が後付けになるくらいに
本棚の文字を考えたらゾッとするほど文字がそこにあること
詠み終えた雑誌と共に 収集場 売られず末期(まつご)を待つ古本
本棚に 何度も読んだ 本があり ふと背表紙と 目が合う気する
あなたには 感謝と詫びで 溢れてる 祖父はぽつりと 妻との本に
通る度その佇まい温かく街を励ます小さな本屋
[春と修羅]銀河にこの本かざしたら夢で賢治に会える気がして
ぼたん雪ふわりふわりと落ちて来て絵本を閉じるように暮れゆく
木漏れ日の春のベンチで読む本は あなたを思いハイネの詩集
街なかの本屋に絵本飾られて季節にちなみ雪の絵本など
寒い日はこたつに入り本読んで 夢が終われば畑に向かう
気がつけば いつでも傍に 一冊の 古びた本屋で 出会いし友よ
書店の閉店相次ぐ馴染みの書店無くなる本はネット買い
本を持ち歩く少女(おとめ)は何となく賢く見えるは気のせいだろか
本棚で探した言葉手に入る 明るい部屋で静かに読んで
一度だけデートした日のチケットは栞となって本に抱かれる
恋文を本に隠して待つ時間気づく君には少し震えた
趣味読書 栞も大事 どれにしよ 栞を作る吾子本読まず
日向ぼこ 猫と一緒に寝そべりて 本を枕にいつしか夕暮れ
君の手で選り抜いたもみじの栞 また明日と綴じる本に挟み
今日もまた紙の本を選んでる 「電子版いいよ」囁き聞こゆ
メルヘンな 本の世界に 入り込み 私も登場 追体験
本を読む あなたの姿が好きでした 背中を丸め図書館の隅で
絵も文も 拙(つたな)いながら 妹のために 手づくりの姉の絵本
齢をとり手にロック本鑑賞し ベルボトム履きエレキぶら下げ
最終の帰省列車に乗り込んだちょっと厚めの文庫本持ち
本棚に忘れ去られた一冊は 帰らぬ主を待っているのか
読めるけど傷んだら元には戻らない本も心も同じなんだよ
好きな本 わたしは星の王子さま あなたは銀河鉄道の夜
寝かしつけ本1冊で寝てくれず明日は2冊あさって3冊
引っ越すと必ずチェック図書館は心休まる本があるから
めくるたび旅が始まる1ページ次はどこいこ本携えて
ここに来た本の軌跡に思いはせそっと手に取る古書店の棚から
僕の肩にもたれ君が本を読むシャンプーの香り木漏れ日ゆれて
手が止まる 四つ葉の栞 見た時に 本の中から聞こえる声が
休日の日曜日 コーヒーを飲みながら本のページを一枚めくる
古本に栞代わりにはさまれたレシート語る誰かの暮らし
孫に読む『ジャガイモちゃん』の本開き 初めて我がジャガイモになる
茶色くてほこりっぽくて古臭い けれども母が好きだった本
家の中ダンボール山どこ探す
手に取る本は老眼鏡で
青春の芽生えて春の裏本の未知の世界の扉を開く
応年に いくつか読んだ 古典本 身になっている 思いがけずに
あの時はただ本当に好きだった理由が後付けになるくらいに
本棚の文字を考えたらゾッとするほど文字がそこにあること
詠み終えた雑誌と共に 収集場 売られず末期(まつご)を待つ古本
本棚に 何度も読んだ 本があり
ふと背表紙と 目が合う気する
あなたには
感謝と詫びで
溢れてる
祖父はぽつりと
妻との本に
通る度その佇まい温かく街を励ます小さな本屋
[春と修羅]銀河にこの本かざしたら夢で賢治に会える気がして
ぼたん雪ふわりふわりと落ちて来て絵本を閉じるように暮れゆく
木漏れ日の春のベンチで読む本は
あなたを思いハイネの詩集
街なかの本屋に絵本飾られて季節にちなみ雪の絵本など
寒い日はこたつに入り本読んで
夢が終われば畑に向かう
気がつけば いつでも傍に 一冊の 古びた本屋で 出会いし友よ
書店の閉店相次ぐ馴染みの書店無くなる本はネット買い
本を持ち歩く少女(おとめ)は何となく賢く見えるは気のせいだろか
本棚で探した言葉手に入る
明るい部屋で静かに読んで
一度だけデートした日のチケットは栞となって本に抱かれる
恋文を本に隠して待つ時間気づく君には少し震えた
趣味読書 栞も大事 どれにしよ
栞を作る吾子本読まず
日向ぼこ 猫と一緒に寝そべりて 本を枕にいつしか夕暮れ
君の手で選り抜いたもみじの栞 また明日と綴じる本に挟み
今日もまた紙の本を選んでる
「電子版いいよ」囁き聞こゆ
メルヘンな 本の世界に 入り込み
私も登場 追体験
本を読む あなたの姿が好きでした 背中を丸め図書館の隅で
絵も文も 拙(つたな)いながら 妹のために 手づくりの姉の絵本
齢をとり手にロック本鑑賞し
ベルボトム履きエレキぶら下げ
最終の帰省列車に乗り込んだちょっと厚めの文庫本持ち
本棚に忘れ去られた一冊は 帰らぬ主を待っているのか
読めるけど傷んだら元には戻らない本も心も同じなんだよ
好きな本 わたしは星の王子さま あなたは銀河鉄道の夜
寝かしつけ本1冊で寝てくれず明日は2冊あさって3冊
引っ越すと必ずチェック図書館は心休まる本があるから
めくるたび旅が始まる1ページ次はどこいこ本携えて
ここに来た本の軌跡に思いはせそっと手に取る古書店の棚から
僕の肩にもたれ君が本を読むシャンプーの香り木漏れ日ゆれて
手が止まる 四つ葉の栞 見た時に 本の中から聞こえる声が
休日の日曜日 コーヒーを飲みながら本のページを一枚めくる
古本に栞代わりにはさまれたレシート語る誰かの暮らし
孫に読む『ジャガイモちゃん』の本開き
初めて我がジャガイモになる
茶色くてほこりっぽくて古臭い けれども母が好きだった本