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青墨の海 雲重く 神の怒りや 一刻の凪
絵の具では表し難き 神の青 画帖の縁に止まりし蜻蛉
僕だけがこんなに青いと思い込む空や海より広い世界で
青の服空色のふくこの中を時おり君が鳥になって飛ぶ
青物の美味きを知った寿司屋にて大人をひとつ握って掴んだ
つい選ぶ 青いセーター、イヤリング 知的な女性に見えるかもと
もうあんなに苦くて甘い青春なんか味わいたくないわ
青色は好きだけれども 似合わない 心に灯るオレンジのせい
世の中に 噛みついていた 青い春 牙を抜かれた 壮年時代
通夜の帰路 故人を悼むかの如く 青白く優しく照らす月
空や海色んな青があるけれど 今しか見れぬ雪の中の青
そばにいるね青山テルマの囁きに共鳴してる雛段二人
信号が青になったら別れ道この十秒を心に刻む
青になる 雲ひとつ無く この空が 美しい日の出を 忘れながらも
あの人が 最後にくれた カンパニュラ 凛とした青 今年も咲いて
青春の特権だった反逆の狼煙は消えて遠い落日
枯山に空一面の淡青色日差し暖か山はこれから
青の建物に憧れたシルクロード争いの絶えぬ地と知らず
空青く ブドウ棚から目を離す 飛行機雲が雪山越して
ブライダル カラードレスは 淡い青 生まれ育ちは 海が近くて
キャンバスに あなたの愛した 海と空 藍と青色 塗りかせねては
このぼくが好青年と呼ばれた日 ポラリスとして今もかがやく
明けりゆく前の空は群青色 一人っきりの 大好きな時間
あの人の哀しみ深い海の青 届きはしないどんな光りも
うっすらと霞のかかる青空を見れば春の日思い出すのか
「青」を「蒼」と書かないようになってからあばらあたりがなんだかさむい
青空に 仄かに浮かぶ 白月は 吾と子見守る あなたでしょう
青きもの恋に苦しむ純情の躓く分別未知のへ恐れ
青色の綺麗な星が紅色に かつては地球と呼ばれたそうな
老いてなお青き日々への憧憬の片恋悲し夢の絵日記
青々とした竹林は 残らずに 開拓され 家屋の密林
夢を見てマス目を埋める青き恋今日の人へ明日の人へ
青春というには苦い想い出の残る校舎に咲く花馬酔木
夢終わり違う世界に戻りたい 心の過去が青空に浮く
春の森 ひと雨ごとに青み増す 木々の鼓動に活力もらい
いつのまに隣に座るアオカナブンと発車まで待つ無人駅、夏
寒さ耐え青空に咲く白梅の 気高き姿あの人に似て
舞う雪が冷たく頬を赤くして見上げる空は クレパスの青
学生の頃に使った懐かしき青い筆入れ青いシャーペン
ドラマ見て 長髪ジーパン 真似ていた われら青春 俺たちの旅
空写し青に染まった雪原に凍てつく風が光を散らす
お題 
お題
お題
お題
お題
お題
青墨の海 雲重く
神の怒りや 一刻の凪
絵の具では表し難き
神の青
画帖の縁に止まりし蜻蛉
僕だけがこんなに青いと思い込む空や海より広い世界で
青の服空色のふくこの中を時おり君が鳥になって飛ぶ
青物の美味きを知った寿司屋にて大人をひとつ握って掴んだ
つい選ぶ 青いセーター、イヤリング
知的な女性に見えるかもと
もうあんなに苦くて甘い青春なんか味わいたくないわ
青色は好きだけれども
似合わない
心に灯るオレンジのせい
世の中に 噛みついていた 青い春 牙を抜かれた 壮年時代
通夜の帰路 故人を悼むかの如く 青白く優しく照らす月
空や海色んな青があるけれど
今しか見れぬ雪の中の青
そばにいるね青山テルマの囁きに共鳴してる雛段二人
信号が青になったら別れ道この十秒を心に刻む
青になる 雲ひとつ無く この空が
美しい日の出を 忘れながらも
あの人が 最後にくれた カンパニュラ 凛とした青 今年も咲いて
青春の特権だった反逆の狼煙は消えて遠い落日
枯山に空一面の淡青色日差し暖か山はこれから
青の建物に憧れたシルクロード争いの絶えぬ地と知らず
空青く ブドウ棚から目を離す
飛行機雲が雪山越して
ブライダル カラードレスは 淡い青 生まれ育ちは 海が近くて
キャンバスに あなたの愛した 海と空 藍と青色 塗りかせねては
このぼくが好青年と呼ばれた日 ポラリスとして今もかがやく
明けりゆく前の空は群青色 一人っきりの
大好きな時間
あの人の哀しみ深い海の青 届きはしないどんな光りも
うっすらと霞のかかる青空を見れば春の日思い出すのか
「青」を「蒼」と書かないようになってからあばらあたりがなんだかさむい
青空に 仄かに浮かぶ 白月は
吾と子見守る あなたでしょう
青きもの恋に苦しむ純情の躓く分別未知のへ恐れ
青色の綺麗な星が紅色に かつては地球と呼ばれたそうな
老いてなお青き日々への憧憬の片恋悲し夢の絵日記
青々とした竹林は 残らずに 開拓され 家屋の密林
夢を見てマス目を埋める青き恋今日の人へ明日の人へ
青春というには苦い想い出の残る校舎に咲く花馬酔木
夢終わり違う世界に戻りたい
心の過去が青空に浮く
春の森 ひと雨ごとに青み増す 木々の鼓動に活力もらい
いつのまに隣に座るアオカナブンと発車まで待つ無人駅、夏
寒さ耐え青空に咲く白梅の 気高き姿あの人に似て
舞う雪が冷たく頬を赤くして見上げる空は
クレパスの青
学生の頃に使った懐かしき青い筆入れ青いシャーペン
ドラマ見て 長髪ジーパン 真似ていた われら青春 俺たちの旅
空写し青に染まった雪原に凍てつく風が光を散らす