・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
家族みたいだシルバニアファミリーの猫にうさぎの服を着せたら
こんな家嫌いと家を飛び出した二十歳の我の乱れし日記
ひとり旅桜の次は藤の花気ままに行くも家あればこそ
借家だし古い家だし狭いけど豪邸よりもこの家が好き
畦道を家路と称し帰り道新世界と言う希望の昭和
電車から 見える家々 窓明かり 悲しくないのに 瞳がぬれて
夜になり 仕事が終わり 帰途につく 家の光が 体を癒す
カギをかけわずか3秒燃え盛る家がよぎってまた開けるカギ
風を連れ急ぐでもなく家路へと夕陽をあびてコロッケ買って
玄関を くぐる匂いに 腹がなり 夕げ楽しや 今日の一献
縁側に秋の日なたの香りして茅葺きの家訪ねし記憶
家々の灯はやわらかくガタゴトと電車はのんびり春の町ゆく
家という重い頸木を逃れ来て都市の孤独を選び暮らしぬ
自動ドアが吸い込むようなビルを出てネオンの海へと家路をたどる
行きつけの 日帰り温泉 連休の半ば 誘いて 家族と共に
路地裏に漂う晩ご飯の匂い家に帰ろう今日はカレーだ
悲しみは家の扉に表れて開けるも閉めるも重くなりたり
値上げはいつまで続くのか家計は逼迫パートの身は悲鳴をあげる
家族には 明るい娘演じてた 振られた夜も涙隠して
手入れされることもなく咲く 庭ツツジ 主(あるじ)の帰りを待つ 古い家
家があり猫三匹と犬がいて幸せだった五十年前
冷蔵庫から誰かが剥がした古い磁石、家族の記憶が落ちていた朝
夢を追い君と暮らした家だった雨漏りさへも楽しむ住処
風光る 隣家の庭の 赤き薔薇 見頃迎へり 連休近し
こんな家 住んで見たいと 夢膨らみ 空想だけは 果てなく続く
吾子乗せて実家に帰る車中にて 好きな父より亡き母懐いて
何事もなく 事故もなく みな無事に 帰れし我が家 日々有り難き
午前九時農家の脇の直売所なばなのレシピ教えてもらう
鉛筆で 柱にしるし 背の丈を 今はなき家 懐かしむ今
家族への言葉はいつも変換ミスで違う記号に化けて届く
電車から見ゆる家々名も知らぬ人達の暮らし其処には在りぬ
家族みたいだシルバニアファミリーの猫にうさぎの服を着せたら
こんな家嫌いと家を飛び出した二十歳の我の乱れし日記
ひとり旅桜の次は藤の花気ままに行くも家あればこそ
借家だし古い家だし狭いけど豪邸よりもこの家が好き
畦道を家路と称し帰り道新世界と言う希望の昭和
電車から 見える家々 窓明かり 悲しくないのに 瞳がぬれて
夜になり 仕事が終わり 帰途につく 家の光が 体を癒す
カギをかけわずか3秒燃え盛る家がよぎってまた開けるカギ
風を連れ急ぐでもなく家路へと夕陽をあびてコロッケ買って
玄関を くぐる匂いに 腹がなり 夕げ楽しや 今日の一献
縁側に秋の日なたの香りして茅葺きの家訪ねし記憶
家々の灯はやわらかくガタゴトと電車はのんびり春の町ゆく
家という重い頸木を逃れ来て都市の孤独を選び暮らしぬ
自動ドアが吸い込むようなビルを出てネオンの海へと家路をたどる
行きつけの 日帰り温泉 連休の半ば 誘いて 家族と共に
路地裏に漂う晩ご飯の匂い家に帰ろう今日はカレーだ
悲しみは家の扉に表れて開けるも閉めるも重くなりたり
値上げはいつまで続くのか家計は逼迫パートの身は悲鳴をあげる
家族には 明るい娘演じてた
振られた夜も涙隠して
手入れされることもなく咲く 庭ツツジ 主(あるじ)の帰りを待つ 古い家
家があり猫三匹と犬がいて幸せだった五十年前
冷蔵庫から誰かが剥がした古い磁石、家族の記憶が落ちていた朝
夢を追い君と暮らした家だった雨漏りさへも楽しむ住処
風光る 隣家の庭の 赤き薔薇 見頃迎へり 連休近し
こんな家 住んで見たいと 夢膨らみ
空想だけは 果てなく続く
吾子乗せて実家に帰る車中にて
好きな父より亡き母懐いて
何事もなく 事故もなく みな無事に 帰れし我が家 日々有り難き
午前九時農家の脇の直売所なばなのレシピ教えてもらう
鉛筆で 柱にしるし 背の丈を
今はなき家 懐かしむ今
家族への言葉はいつも変換ミスで違う記号に化けて届く
電車から見ゆる家々名も知らぬ人達の暮らし其処には在りぬ