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子どもらの旅は遠乗り自転車のそろそろ帰ろUターンして
歳重ね 疎遠となりし 旧友の 身は案じつつ 筆は進まず
永遠が溢れる中を歩いている去る桜たちと同じ歩幅で
43 全てを先乗りした君へ 追いつけないけどバイクで追うよ
遠き火のこころの熾きの恋ひとつ未だ悔しき浮世の掟
呼び覚ます 映画の中の 一場面 遠い昔の 苦々しさを
度の強い眼鏡かければ世界から私だけ浮いて遠くにキラン
遠吠えをするかのように歌詠めば 返る共感に心癒され
遠くから近づいてくる人影はわたしだろうか なんだ、アリかよ
遠ざかるサイレンの音聴きながら布団の中に丸く縮まる
小学校の春の遠足は毎年ツツジ山おにぎり食べた
「またね」って軽く手を振るその笑顔「遠慮」の壁が今日も厚いな
こんなにも君の近くにいる僕を遠い目をして眺めるんだね
遠雷の鳴る 夕暮れの十六夜(いざよい)を 見られぬ卯月 曇天の帰路
遠い雲近い雷光音大きく強い力で心が揺れる
望遠鏡 遥かな銀河映し出し 平和な星はあるかと 探す
逝(ゆ)きてなお想いは強く残れどもあなたは遠い過去の人になる
そこに居るあなたが遠い 逆さまに双眼鏡を見ている気分
帰り道 思い出詰まる図書館に 面影求め また遠回り
遠方の山の社に有るという御利益有りそな古き大樹が
風薫るホーム 遠くに見る桜 街に溶け込み 通勤の朝
亡き友は遠い空から見てるかな あっと言う間に一周忌来る
高架下のカフェの隅で聞く遠雷はモノクロの街のBGMのよう
じゃがいもを入れないカレー作りたり 実家の味に遠き日懷う
雨上がり黄金色の山吹は遠き日の父と 吾の好きな花
遠戚のあの娘がどうも気になった幼い春はいまもめぐりぬ
庭庭のとりどりの花に翳のさし春の遠雷西に聞こえる
畑から遠い山々よく見える安らぎの時夕暮れの影
明け方に見ていた夢 君の笑顔 記憶と共に 遠退いて朝
遠き日の母の面影のこりたる還暦過ぎし姉の横顔
父さんの 月命日と 気付く朝 空見て遠く 想いを馳せる
初恋は遠い記憶の片隅にポニーテールの君忘れない
遠足のリュックに詰めた空の色、草の匂いを分け合う笑顔
子どもらの旅は遠乗り自転車のそろそろ帰ろUターンして
歳重ね 疎遠となりし 旧友の
身は案じつつ 筆は進まず
永遠が溢れる中を歩いている去る桜たちと同じ歩幅で
43 全てを先乗りした君へ 追いつけないけどバイクで追うよ
遠き火のこころの熾きの恋ひとつ未だ悔しき浮世の掟
呼び覚ます 映画の中の 一場面 遠い昔の 苦々しさを
度の強い眼鏡かければ世界から私だけ浮いて遠くにキラン
遠吠えをするかのように歌詠めば
返る共感に心癒され
遠くから近づいてくる人影はわたしだろうか なんだ、アリかよ
遠ざかるサイレンの音聴きながら布団の中に丸く縮まる
小学校の春の遠足は毎年ツツジ山おにぎり食べた
「またね」って軽く手を振るその笑顔「遠慮」の壁が今日も厚いな
こんなにも君の近くにいる僕を遠い目をして眺めるんだね
遠雷の鳴る 夕暮れの十六夜(いざよい)を 見られぬ卯月 曇天の帰路
遠い雲近い雷光音大きく強い力で心が揺れる
望遠鏡 遥かな銀河映し出し 平和な星はあるかと
探す
逝(ゆ)きてなお想いは強く残れどもあなたは遠い過去の人になる
そこに居るあなたが遠い 逆さまに双眼鏡を見ている気分
帰り道 思い出詰まる図書館に 面影求め また遠回り
遠方の山の社に有るという御利益有りそな古き大樹が
風薫るホーム 遠くに見る桜 街に溶け込み 通勤の朝
亡き友は遠い空から見てるかな あっと言う間に一周忌来る
高架下のカフェの隅で聞く遠雷はモノクロの街のBGMのよう
じゃがいもを入れないカレー作りたり
実家の味に遠き日懷う
雨上がり黄金色の山吹は遠き日の父と
吾の好きな花
遠戚のあの娘がどうも気になった幼い春はいまもめぐりぬ
庭庭のとりどりの花に翳のさし春の遠雷西に聞こえる
畑から遠い山々よく見える安らぎの時夕暮れの影
明け方に見ていた夢 君の笑顔 記憶と共に 遠退いて朝
遠き日の母の面影のこりたる還暦過ぎし姉の横顔
父さんの 月命日と 気付く朝
空見て遠く 想いを馳せる
初恋は遠い記憶の片隅にポニーテールの君忘れない
遠足のリュックに詰めた空の色、草の匂いを分け合う笑顔