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遠くから届く宅配未知の人未知の土地へと心はつながる
五十円そんなおやつの遠足にバナナはおやつかと ある昭和
遠くなる思い出たちが縋りつく 片っ端から子供服捨てて
ずいぶんと昭和も遠くなりまして生き絶え絶えの団塊世代
狂うほど恋したことがあるのかとあの日の僕の叫ぶ声遠く
しゃんしゃんと遠くで鳴ったはずだったライトニングを見る、天国で
突き進む船が作りし白き道 離れた岸へ遠く伸びて
白黒の 古い写真を 見ていると 込み上げてくる 物懐かしさ
早食いの人と食事中リモコンが遠くチャンネル変更諦め
君だけがひとり勝手に行く道を遠く離れてひとり佇む
君の言う長いレールの先になど私はいない遠い未来に
遠くには高層マンション見えている住宅密集地域の窓辺
子を殺め老いを虐ぐ残酷がメルヘンとなる遠野物語
祈る声 瓦礫の中に 降り積もる 遠き街より 吹く風に立つ
父母が見に行った高遠の桜父よ今年も桜は咲いたよ
遠い君へ届けと詠う恋歌は 電子の森の 果てまで飛ぶが…
公園の父と子の声、遠投は弧を描き果て青空に消ゆ
遠い空心に咲いた一輪の真っ赤な花はあなたではなく
見頃なる ソメイヨシノは 五稜郭 遠く北の地 春は訪(おとず)る
遠い日の 記憶は揺れる 水鏡 胸の奥に 桜散るように
入院の長引くきみを想う夜 祈りのような遠吠えを聞く
遠足で家に忘れたお弁当届けてくれた祖母の微笑み
星よりも遠く感じるあの人の背中越しにヒグラシ鳴く声
閉じ込めた想い出の蓋開けてゆく空の向こうにわたる遠雷
地下鉄の揺れと 眠気と 走行音 ウトウト寝落ち 遠距離通勤
巣の中の雛のくちばし忘れ得ぬ 遠くから燕早く早くと
遠くまで歩いてみよう何もない空とわたしと草の匂いだけ
考えず 感じる儘(まま)に 歌を詠む 流るる雲の 遠く霞みて
ふんわりと心も軽い春の宵遠回りしてほろ酔いさます
頬染めて 父との出会い物語る 遠い目をした母に寄り添う
遠い過去 記憶は今も 鮮明で あなたとの思い出色褪せず
雨あがる遠くの山がくっきりと どこかに虹が現るきっと
ズームして遠くの君を引き寄せる心も共に寄って来ぬかと
歌を詠むたび 遠い過去 蘇り 良き思ひ出も 亡きあの人も
キスをして立てなくなった君に手を差し出しながら見た遠花火
遠吠えを覚えたばかりの柴犬の横顔どこか君に似ている
夕の雨 遠い記憶が少し減り 寂しく飲んで一日終わる
寄り道を しながら帰り ゆっくりと 遠回りした 未来夢みて
遠島へ青き潮路を船は行くカモメの声も波間に消えて
触れるほどそばにいるのに触れられず近くて遠い遠くて近い
遠くから届く宅配未知の人未知の土地へと心はつながる
五十円そんなおやつの遠足にバナナはおやつかと ある昭和
遠くなる思い出たちが縋りつく 片っ端から子供服捨てて
ずいぶんと昭和も遠くなりまして生き絶え絶えの団塊世代
狂うほど恋したことがあるのかとあの日の僕の叫ぶ声遠く
しゃんしゃんと遠くで鳴ったはずだったライトニングを見る、天国で
突き進む船が作りし白き道
離れた岸へ遠く伸びて
白黒の 古い写真を 見ていると 込み上げてくる 物懐かしさ
早食いの人と食事中リモコンが遠くチャンネル変更諦め
君だけがひとり勝手に行く道を遠く離れてひとり佇む
君の言う長いレールの先になど私はいない遠い未来に
遠くには高層マンション見えている住宅密集地域の窓辺
子を殺め老いを虐ぐ残酷がメルヘンとなる遠野物語
祈る声 瓦礫の中に 降り積もる
遠き街より 吹く風に立つ
父母が見に行った高遠の桜父よ今年も桜は咲いたよ
遠い君へ届けと詠う恋歌は
電子の森の 果てまで飛ぶが…
公園の父と子の声、遠投は弧を描き果て青空に消ゆ
遠い空心に咲いた一輪の真っ赤な花はあなたではなく
見頃なる ソメイヨシノは 五稜郭 遠く北の地 春は訪(おとず)る
遠い日の 記憶は揺れる 水鏡 胸の奥に 桜散るように
入院の長引くきみを想う夜 祈りのような遠吠えを聞く
遠足で家に忘れたお弁当届けてくれた祖母の微笑み
星よりも遠く感じるあの人の背中越しにヒグラシ鳴く声
閉じ込めた想い出の蓋開けてゆく空の向こうにわたる遠雷
地下鉄の揺れと 眠気と 走行音 ウトウト寝落ち 遠距離通勤
巣の中の雛のくちばし忘れ得ぬ
遠くから燕早く早くと
遠くまで歩いてみよう何もない空とわたしと草の匂いだけ
考えず 感じる儘(まま)に 歌を詠む 流るる雲の 遠く霞みて
ふんわりと心も軽い春の宵遠回りしてほろ酔いさます
頬染めて 父との出会い物語る 遠い目をした母に寄り添う
遠い過去
記憶は今も 鮮明で
あなたとの思い出色褪せず
雨あがる遠くの山がくっきりと
どこかに虹が現るきっと
ズームして遠くの君を引き寄せる心も共に寄って来ぬかと
歌を詠むたび 遠い過去 蘇り 良き思ひ出も 亡きあの人も
キスをして立てなくなった君に手を差し出しながら見た遠花火
遠吠えを覚えたばかりの柴犬の横顔どこか君に似ている
夕の雨 遠い記憶が少し減り 寂しく飲んで一日終わる
寄り道を しながら帰り ゆっくりと
遠回りした 未来夢みて
遠島へ青き潮路を船は行くカモメの声も波間に消えて
触れるほどそばにいるのに触れられず近くて遠い遠くて近い