・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
あなたからもらった金のネックレス、メッキがはげてあなたらしいね
橙が雲をむしばみ灰色と 交じり合うまるで人のようだ
潮騒の白い音色が染めてゆく 君の横顔 揺れる明星
あの風に 時間を元に戻せたら 君は陽炎 白昼の夢
重化学工業地帯の白銀の装置を照らす黄なる星群れ
新緑の中少し遅れて君と距離置く永遠はあらねど
千匹の 色とりどりの こいのぼり 心地良さげに 舞い泳いでる
白蝶の畑のじゃが芋花白し風に揺れつつ遠くに来たり
薄紅の花びらは散り 葉桜の森と化す街に吹く緑風
見てみたい 鳥や虫の見る色彩で 人には見えないパラレル世界
小鳥の青色一瞬目に映り弾む心「あっ、カワセミだ」
桜散りあっと言う間に山笑う新緑透かす木漏れ日まぶし
鮮やかなパプリカの赤 夢だけを追った都会の地下鉄の色
紅色のミートソースに添えるのはバジルの緑チーズの薄黄
青色の夕焼け画像で確かめる火星の空に違和感のなき
暮れなずむ皐月の運ぶ そよ風は ハナミズキの薄紅(うすくれない) 揺らす
青い星宇宙に浮かぶさざれ石生き物すべてひとつになって
迷路でも同じ景色を読み込んで護ったはずさ君の人生
遠足の 弁当おかず リクエスト 唐揚げかぼちゃ トマトの三色
青天を映す田植えの水面には早苗(サナエ)の緑、風そよそよと
紫は いつしか怖い象徴に いにしえは最高級の色
薫風は心の中を抜けて行く 若葉色の空気残して
文鳥は紅いくちばしツンとして老いたる母の手に乗り遊ぶ
ピンクとか赤とか白とか張り合わずただ咲いているつつじが綺麗
咲き競うさつきの植え込み抜けてゆく中学生の白シャツ眩し
桜色道明寺から黄茶緑柏餅へと歳時記進み
カラカラと 白いカルピス ストローで 溶けゆく氷 心うすめて
行春(ゆくはる)を惜しむかのよう茶畑の新芽を揺らし緑の風吹く
何気ない午後の日差しに黒猫の瞳の奥の琥珀(コハク)かがやく
あなたからもらった金のネックレス、メッキがはげてあなたらしいね
橙が雲をむしばみ灰色と 交じり合うまるで人のようだ
潮騒の白い音色が染めてゆく 君の横顔 揺れる明星
あの風に 時間を元に戻せたら 君は陽炎 白昼の夢
重化学工業地帯の白銀の装置を照らす黄なる星群れ
新緑の中少し遅れて君と距離置く永遠はあらねど
千匹の 色とりどりの こいのぼり
心地良さげに 舞い泳いでる
白蝶の畑のじゃが芋花白し風に揺れつつ遠くに来たり
薄紅の花びらは散り 葉桜の森と化す街に吹く緑風
見てみたい 鳥や虫の見る色彩で
人には見えないパラレル世界
小鳥の青色一瞬目に映り弾む心「あっ、カワセミだ」
桜散りあっと言う間に山笑う新緑透かす木漏れ日まぶし
鮮やかなパプリカの赤 夢だけを追った都会の地下鉄の色
紅色のミートソースに添えるのはバジルの緑チーズの薄黄
青色の夕焼け画像で確かめる火星の空に違和感のなき
暮れなずむ皐月の運ぶ そよ風は ハナミズキの薄紅(うすくれない) 揺らす
青い星宇宙に浮かぶさざれ石生き物すべてひとつになって
迷路でも同じ景色を読み込んで護ったはずさ君の人生
遠足の 弁当おかず リクエスト
唐揚げかぼちゃ トマトの三色
青天を映す田植えの水面には早苗(サナエ)の緑、風そよそよと
紫は いつしか怖い象徴に いにしえは最高級の色
薫風は心の中を抜けて行く
若葉色の空気残して
文鳥は紅いくちばしツンとして老いたる母の手に乗り遊ぶ
ピンクとか赤とか白とか張り合わずただ咲いているつつじが綺麗
咲き競うさつきの植え込み抜けてゆく中学生の白シャツ眩し
桜色道明寺から黄茶緑柏餅へと歳時記進み
カラカラと 白いカルピス ストローで
溶けゆく氷 心うすめて
行春(ゆくはる)を惜しむかのよう茶畑の新芽を揺らし緑の風吹く
何気ない午後の日差しに黒猫の瞳の奥の琥珀(コハク)かがやく