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あら可愛い今年も咲いたひまわりが見守る朝におはよう響く
目がイッた大統領のほほえみに万博で知る独裁国家
さざなみや 思い思われ 春桜 志賀の都は 青く茂りき
けろけろと 雨よ水よと 丑の刻 梅雨の気配の 行方は不明
文明の 産声上げたほのおの中 いつかねむるは わたしの骸
幼子を老いが手を引く夏越かな問わず語りの夏の風物
あじさいや恋の情けの通りゃんせ女一人に心のあまた
若い頃 紅花畑に嫉妬した 遠い目で君の語る故郷に
君の手に 触れた記憶が 風になる 私は今も あの坂の下
曇天に拳突き出し青色を掴んで湿気にぶつけたくなる
もうこれで逢わないけれど「じゃあまたね」その時までの長いお別れ
想い出して 私も昔紫陽花 色んな恋に身を染めながら
朝顔の思わせぶりの見送りの照れた背中に小さく振る手
梔子(クチナシ)の香を乗せ 夏の香を乗せて 君の頬と髪を撫でる風
子の願い託されし てるてる坊主 ご利益か ほぼ降らぬ五月雨(さみだれ)
夕餉(ゆうげ)前 ベランダに出(い)で 読むスマホ 梅雨晴れの間に 浴びる涼風
梅雨よりも先駆ける夏日の気温 蚊取り線香 薫る坂道
見つからぬ車のキーに汗垂れる 洗いし服のポケットに居り
青春とは精一杯生きた証心の中にある宝
息子家に植えたばかりのヤマボウシ 自信有りげに青空に佇つ
父の部屋掃除に入り隅っこに残ったままの硬き爪踏む
母見舞う 面会した日はカレンダー日付に丸がつけられており
コンビニを出たなら別の顔になる ビニール袋揺れる真夜中
急激に湿度が上がりくそ熱い今年の梅雨はどこ行ったんだ
定休日の店へ行ってしまう度声かけしてくれた母思い出し
夏の夜の 儚さ映す 手の中の 線香花火 束の間の夢
秒針の 時刻む音が 残された 吾の半生 思い馳せらす
早朝に見つけた花を自慢げにLINEで送る相手は二人
昨日とかその昨日とか飲み会でぼくはまとめて金を払った
満月も震わすほどに泣いていた君が今では双子の母に
雨は好きではないけれど今の時季必要なのはまとまった雨
働けば働くほどに年金の振込額が減らされていく
歩いては食べて歩いて少し寝てお休みの日は象になりきる
ぐんぐんと暑さに負けず歩くため買ったスニーカー最新モデル
エアコンはなかったけれど夏空の星を数えて涼んだ二人
サイダーをゲップ吐きつつ仰ぎ飲む空は青空われも青空
高みにて優雅にキリンは俯いて二足歩行のわれを見下す
あら可愛い今年も咲いたひまわりが見守る朝におはよう響く
目がイッた大統領のほほえみに万博で知る独裁国家
さざなみや 思い思われ 春桜 志賀の都は 青く茂りき
けろけろと 雨よ水よと 丑の刻 梅雨の気配の 行方は不明
文明の 産声上げたほのおの中
いつかねむるは わたしの骸
幼子を老いが手を引く夏越かな問わず語りの夏の風物
あじさいや恋の情けの通りゃんせ女一人に心のあまた
若い頃 紅花畑に嫉妬した
遠い目で君の語る故郷に
君の手に 触れた記憶が 風になる
私は今も あの坂の下
曇天に拳突き出し青色を掴んで湿気にぶつけたくなる
もうこれで逢わないけれど「じゃあまたね」その時までの長いお別れ
想い出して 私も昔紫陽花
色んな恋に身を染めながら
朝顔の思わせぶりの見送りの照れた背中に小さく振る手
梔子(クチナシ)の香を乗せ 夏の香を乗せて 君の頬と髪を撫でる風
子の願い託されし てるてる坊主 ご利益か ほぼ降らぬ五月雨(さみだれ)
夕餉(ゆうげ)前 ベランダに出(い)で 読むスマホ 梅雨晴れの間に 浴びる涼風
梅雨よりも先駆ける夏日の気温 蚊取り線香 薫る坂道
見つからぬ車のキーに汗垂れる
洗いし服のポケットに居り
青春とは精一杯生きた証心の中にある宝
息子家に植えたばかりのヤマボウシ
自信有りげに青空に佇つ
父の部屋掃除に入り隅っこに残ったままの硬き爪踏む
母見舞う 面会した日はカレンダー日付に丸がつけられており
コンビニを出たなら別の顔になる ビニール袋揺れる真夜中
急激に湿度が上がりくそ熱い今年の梅雨はどこ行ったんだ
定休日の店へ行ってしまう度声かけしてくれた母思い出し
夏の夜の 儚さ映す 手の中の 線香花火 束の間の夢
秒針の 時刻む音が
残された 吾の半生 思い馳せらす
早朝に見つけた花を自慢げにLINEで送る相手は二人
昨日とかその昨日とか飲み会でぼくはまとめて金を払った
満月も震わすほどに泣いていた君が今では双子の母に
雨は好きではないけれど今の時季必要なのはまとまった雨
働けば働くほどに年金の振込額が減らされていく
歩いては食べて歩いて少し寝てお休みの日は象になりきる
ぐんぐんと暑さに負けず歩くため買ったスニーカー最新モデル
エアコンはなかったけれど夏空の星を数えて涼んだ二人
サイダーをゲップ吐きつつ仰ぎ飲む空は青空われも青空
高みにて優雅にキリンは俯いて二足歩行のわれを見下す