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爪を切る音が好きだと猫を抱きお願いしますと言う君がいい
残すのは足跡なのか爪跡か団らんの場で想い飛び交う
何事も不精な祖父が爪だけは綺麗にしてたと我が子に語る
いつどこで敵と会っても良いように 中指だけはピカピカにする
縦線は老化のせいと納得する 孫の桜貝の爪を見て
猫の爪切りつつ さりげなく触れる 柔らかな肉球の感触
切りすぎた爪のささくれ痛み出す青いリンゴをかじるその時
しなやかに伸びたる指の麗しく爪も美し妖しきほどに
アルペジオ爪弾くギター音に乗せ誰にでもなく一人歌いぬ
キラキラと光り出す爪は古希の友 無理と言いつつ吾もラメ入り
十本目着火したとて与党には見えないらしい爪の灯火
わかれぎわ上目づかいで爪を噛む あざといポーズでまた一人釣れた
伸び上がりごはんをねだるキミの爪デニムの尻は穴ボコだらけ
爪音の響き優しき城下町明日は咲くらむ撫子の花
爪のジェル 花火があがる 音がして 夜空に指を そろえてかざす
水色や青がベースのネイルして爪から夏を先取りしてる
リビングで泣き伏すわれの肩口を爪を隠して撫でる飼い猫
爪を切る音が好きだと猫を抱きお願いしますと言う君がいい
残すのは足跡なのか爪跡か団らんの場で想い飛び交う
何事も不精な祖父が爪だけは綺麗にしてたと我が子に語る
いつどこで敵と会っても良いように 中指だけはピカピカにする
縦線は老化のせいと納得する
孫の桜貝の爪を見て
猫の爪切りつつ さりげなく触れる 柔らかな肉球の感触
切りすぎた爪のささくれ痛み出す青いリンゴをかじるその時
しなやかに伸びたる指の麗しく爪も美し妖しきほどに
アルペジオ爪弾くギター音に乗せ誰にでもなく一人歌いぬ
キラキラと光り出す爪は古希の友
無理と言いつつ吾もラメ入り
十本目着火したとて与党には見えないらしい爪の灯火
わかれぎわ上目づかいで爪を噛む あざといポーズでまた一人釣れた
伸び上がりごはんをねだるキミの爪デニムの尻は穴ボコだらけ
爪音の響き優しき城下町明日は咲くらむ撫子の花
爪のジェル 花火があがる 音がして
夜空に指を そろえてかざす
水色や青がベースのネイルして爪から夏を先取りしてる
リビングで泣き伏すわれの肩口を爪を隠して撫でる飼い猫