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悪癖や永遠に私につきまとう何度私に恥をかかせる
爪先を切ったとボブが言うときの先に温度がないのを祈る
背伸びして爪先立った中二病大人の恋に憧れ萎れ
一指づつ爪整えて支度する前の日の晩 音のみ残して
疲れ果て手のひらを見て爪を見て鏡を見ては空笑いして
Tシャツの左肩だけ傷むのは いつも陣取るインコの爪跡
縁側にひとり座って爪を切る 跳ねた月日が紙面に残る
傷つけた傷つけられた爪痕は見えないだけで消えてはいない
だんまりと命令聞いて爪を研ぐ いずれ大きな木になるように
カセットテープの爪を折るとは世慣れた人のやる事に見えていた
爪を切り鼻唄交じりで髭を剃り考えている明日のことを
遺骨は帰らず戦死の墓には髪の毛と爪を収める
爪を切る音が好きだと猫を抱きお願いしますと言う君がいい
残すのは足跡なのか爪跡か団らんの場で想い飛び交う
何事も不精な祖父が爪だけは綺麗にしてたと我が子に語る
いつどこで敵と会っても良いように 中指だけはピカピカにする
縦線は老化のせいと納得する 孫の桜貝の爪を見て
猫の爪切りつつ さりげなく触れる 柔らかな肉球の感触
切りすぎた爪のささくれ痛み出す青いリンゴをかじるその時
しなやかに伸びたる指の麗しく爪も美し妖しきほどに
アルペジオ爪弾くギター音に乗せ誰にでもなく一人歌いぬ
キラキラと光り出す爪は古希の友 無理と言いつつ吾もラメ入り
十本目着火したとて与党には見えないらしい爪の灯火
わかれぎわ上目づかいで爪を噛む あざといポーズでまた一人釣れた
伸び上がりごはんをねだるキミの爪デニムの尻は穴ボコだらけ
爪音の響き優しき城下町明日は咲くらむ撫子の花
爪のジェル 花火があがる 音がして 夜空に指を そろえてかざす
水色や青がベースのネイルして爪から夏を先取りしてる
リビングで泣き伏すわれの肩口を爪を隠して撫でる飼い猫
悪癖や永遠に私につきまとう何度私に恥をかかせる
爪先を切ったとボブが言うときの先に温度がないのを祈る
背伸びして爪先立った中二病大人の恋に憧れ萎れ
一指づつ爪整えて支度する前の日の晩 音のみ残して
疲れ果て手のひらを見て爪を見て鏡を見ては空笑いして
Tシャツの左肩だけ傷むのは
いつも陣取るインコの爪跡
縁側にひとり座って爪を切る
跳ねた月日が紙面に残る
傷つけた傷つけられた爪痕は見えないだけで消えてはいない
だんまりと命令聞いて爪を研ぐ いずれ大きな木になるように
カセットテープの爪を折るとは世慣れた人のやる事に見えていた
爪を切り鼻唄交じりで髭を剃り考えている明日のことを
遺骨は帰らず戦死の墓には髪の毛と爪を収める
爪を切る音が好きだと猫を抱きお願いしますと言う君がいい
残すのは足跡なのか爪跡か団らんの場で想い飛び交う
何事も不精な祖父が爪だけは綺麗にしてたと我が子に語る
いつどこで敵と会っても良いように 中指だけはピカピカにする
縦線は老化のせいと納得する
孫の桜貝の爪を見て
猫の爪切りつつ さりげなく触れる 柔らかな肉球の感触
切りすぎた爪のささくれ痛み出す青いリンゴをかじるその時
しなやかに伸びたる指の麗しく爪も美し妖しきほどに
アルペジオ爪弾くギター音に乗せ誰にでもなく一人歌いぬ
キラキラと光り出す爪は古希の友
無理と言いつつ吾もラメ入り
十本目着火したとて与党には見えないらしい爪の灯火
わかれぎわ上目づかいで爪を噛む あざといポーズでまた一人釣れた
伸び上がりごはんをねだるキミの爪デニムの尻は穴ボコだらけ
爪音の響き優しき城下町明日は咲くらむ撫子の花
爪のジェル 花火があがる 音がして
夜空に指を そろえてかざす
水色や青がベースのネイルして爪から夏を先取りしてる
リビングで泣き伏すわれの肩口を爪を隠して撫でる飼い猫