・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
灼熱の列島パズル埋めるよう代表決まる甲子園かな
夕べ消えた線香花火の先っちょが今朝は向こうの山から昇る
今朝もまた命謳歌の蝉時雨我も元気に一日始む
真っすぐにひたすら歩くそんな時 道を外してひと休みする
メモ帳の過去の短歌を見返せば雪の描写の優しさ涼し
ブルペンの脇で子たちが声上げる かぶら矢のごとうなる速球
甘たるい言葉ばかりが書いてある詩集を捨てる明日はゴミの日
くしゃくしゃの札を一枚ポケットに見つけて昼は天蕎麦を食う
責任をとって辞めればそれですむものでもなくて土砂降りの中
真夜中に呟き始めるたましいを 宥めすかして三十一文字に
あの夏の動画の君は笑っててエンドロールを知らないみたいに
やる前に 出来ない理由や 言い訳を 考えている いつもの自分
逆回転すれば昔にもどるなら地軸狂わし君に会いたい
手をつなぎ川遡った夏の日は 二度と戻らぬ初恋のとき
挑まなければ景色は変わらない少しの勇気が景色を変える
取りあえず 一日二首の 歌を詠み それを肴に ビールをグビリ
ベランダの柵に凭(もた)れて 夕涼み 薄紅色に染まるすじ雲
肌を刺す熱き光に腹を立て睨みつけるも敢え無く屈服
牛たちも青息吐息の四十度北海道を猛暑が襲う
後ろ足投げ出し ブロック塀の上 微睡(まどろ)みぬ野良猫 夕涼み
手に残る甘酸っぱい香り孫も吸う イチゴの次に好きなプラムジャム
夏の空 汗が瞳に 滑り込み 滲んで霞む 君と陽炎
ボール追い少年達はまろび出て路地いっぱいに響く歓声
光あふる君の笑顔が青空を従えていたあの頃の夏
獲り忘れ大きくなりすぎたオクラ硬く食べれず御蔵入りとなる
猛暑日に外に出る事億劫(おっくう)になり引きこもる冷房の部屋
色つきの麺妹にあげながら素麺食む子のお兄ちゃん顔
まとまった雨が降らずに地が割れてもうはや稲が枯れてる田んぼ
ビル群のあいだから見る積乱雲怒っているのだろうね、あなたは
背を向けて片手を上げて行く君が かっこよく見えた もう遅いけど
灼熱の列島パズル埋めるよう代表決まる甲子園かな
夕べ消えた線香花火の先っちょが今朝は向こうの山から昇る
今朝もまた命謳歌の蝉時雨我も元気に一日始む
真っすぐにひたすら歩くそんな時 道を外してひと休みする
メモ帳の過去の短歌を見返せば雪の描写の優しさ涼し
ブルペンの脇で子たちが声上げる かぶら矢のごとうなる速球
甘たるい言葉ばかりが書いてある詩集を捨てる明日はゴミの日
くしゃくしゃの札を一枚ポケットに見つけて昼は天蕎麦を食う
責任をとって辞めればそれですむものでもなくて土砂降りの中
真夜中に呟き始めるたましいを
宥めすかして三十一文字に
あの夏の動画の君は笑っててエンドロールを知らないみたいに
やる前に 出来ない理由や 言い訳を 考えている いつもの自分
逆回転すれば昔にもどるなら地軸狂わし君に会いたい
手をつなぎ川遡った夏の日は
二度と戻らぬ初恋のとき
挑まなければ景色は変わらない少しの勇気が景色を変える
取りあえず 一日二首の 歌を詠み それを肴に ビールをグビリ
ベランダの柵に凭(もた)れて 夕涼み
薄紅色に染まるすじ雲
肌を刺す熱き光に腹を立て睨みつけるも敢え無く屈服
牛たちも青息吐息の四十度北海道を猛暑が襲う
後ろ足投げ出し ブロック塀の上 微睡(まどろ)みぬ野良猫 夕涼み
手に残る甘酸っぱい香り孫も吸う
イチゴの次に好きなプラムジャム
夏の空 汗が瞳に 滑り込み 滲んで霞む 君と陽炎
ボール追い少年達はまろび出て路地いっぱいに響く歓声
光あふる君の笑顔が青空を従えていたあの頃の夏
獲り忘れ大きくなりすぎたオクラ硬く食べれず御蔵入りとなる
猛暑日に外に出る事億劫(おっくう)になり引きこもる冷房の部屋
色つきの麺妹にあげながら素麺食む子のお兄ちゃん顔
まとまった雨が降らずに地が割れてもうはや稲が枯れてる田んぼ
ビル群のあいだから見る積乱雲怒っているのだろうね、あなたは
背を向けて片手を上げて行く君が かっこよく見えた もう遅いけど