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凪野 燈
10 months ago

赤毛の少女が振り返る先には暗闇を切り裂く幕の音

杮
杮
10 months ago

「諦めた」と幾度幾度と削っても消えてくれない恋心かな

恋子
10 months ago

退院の妻を迎えに朝九時半
病院食はもういいと云う

高木
10 months ago

車窓から入る朝日でため息で曇った眼鏡を温めてみる

10 months ago

純愛と言ってくれたあの人の
思い出今も 心の灯火

10 months ago

突然の別れの悲しみ うらはらに
安らかな寝顔(かお) 羨ましくも

10 months ago

三文字で 父を表現させられて
「キモイ」と答える 真顔の娘

霜雪
10 months ago

友人の子の掌の温もりに我が薄命を暫し恥じ入る

ひらっち
10 months ago

前を向くそれを実践それだけが生き抜くうえで大切なこと

美雨
10 months ago

早く言えお願いだからケータイのないこと告げる青き通信

仲原仲夜
10 months ago

こんな夜は あなたが残した バーボンを 紅茶に入れて 夢に酔いたい

天野まどか
10 months ago

赤錆びた非常階段夕暮れのビルの裏手の闇に吞まれる

天野まどか
10 months ago

さよならと動くくちびる窓に見て列車はゆっくり動き始める

銀八
10 months ago

一日の人の想いが空に舞い
清(さや)かに滲む混色の夜

徒山
10 months ago

この歌が届かなくても今はただ握っていたいマイクとその手

10 months ago

寒いね!と 騒いでくっつき幼子と
布団にくるまる 遠い思い出

macco
10 months ago

淋しいよ!エッジの効いた君の歌
読めない日々がずっと続いて

空彗
10 months ago

友達に貸した手袋つけてみる友の温もりが消えないうちに

東雲かすみ
10 months ago

毎日を惰性で生きても夜中には名残惜しくてコーヒーを飲む

仲原仲夜
10 months ago

左手に「星めぐりの歌」右の手で銀河をつかむ触れ合うために

10 months ago

朝ぼらけ中央線の車窓から影絵のように浮かぶ紅富士

清洲橋
10 months ago

この悲しみもいつか笑って話せると信じて今は心鎮めん

シマタク
10 months ago

背比べ刻みし柱年月の重みを一人背負っておりぬ

仲原仲夜
10 months ago

図書館の窓の景色に桜風 最後にふたり見たのはいつか

翠玉
10 months ago

楽しい記憶は霧のように消え辛い記憶は永遠に居座る

銀八
10 months ago

帰るべき家を無くした少年を
街のイルミが冷たく照らす

仲原仲夜
10 months ago

もう少し優しくしてよ吹く風よ やっと開いた花びらゆれて

岡正
10 months ago

暖求む愛猫は 胡座(あぐら)を借りて丸まり 我が膝も温まり

岡正
10 months ago

愛猫も季節の変わり目を感ず 言葉代わりに肌に寄り添う

仲原仲夜
10 months ago

暖かな日差しを浴びて 行くあてのない人を待つ 駅裏ベンチ

めるへん
10 months ago

思い出す荒れた手指をぼやく君酷かったよね凩うなる

つぼりん
10 months ago

母さんは家族で一番ちっちゃいが一番でっかい声で笑うよ

ヒロ
10 months ago

きづけばや 君のたけをば 見上げたる
負いし家路の 懐かしきかな

しろあお
10 months ago

ワクワクが少ない年は過ぎるのが早いんだそう 早かったなぁ

ゆう
10 months ago

髪切って短髪にした帰り道銀杏並木も散りさつぱりと

ゆう
Reply to  ゆう
10 months ago

「つ」の表記間違えました。すみませんm(_ _)m

ノリコ
10 months ago

夕暮れに冷めたスープを啜るやう
とうに終わった友情、恋か

車土笙介
10 months ago

湯豆腐が背中合わせに踊り出すポン酢の海へ飛び込むまでは

ひろむ
10 months ago

自販機のアイスティーが落ちる音さえも詩になる日々のオプチャの隅で

猿ヶ石
10 months ago

大勢のごめんねごめんの声がして
おどり喰うエビ、カラをむかれる

徒山
10 months ago

焦燥でうたた寝なんか出来やしない
うたたねなどは出来るやもだが

猿ヶ石
10 months ago

ぎゅうづめの電車で起きる核融合
そんな気がする圧と体温