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おかっぱを「ボブ」ってきみは大人びて花かんむりを今もあげたい
さっぱりと髪短くし気分良し 夫の問ふどこ切ったかに憮然
炎天下床屋へ行くと父の言ひ髪のどこ切るのかと娘問ひ
指先が 君の黒髪 触れるたび シャンプー香る 木洩れ日の午後
ひとすじの君の白髪に時重ね こんな私でごめんな、ほんと
服も髪も濡れて今さら雨宿りする気も無くて十字路に立つ
毛髪は薄くなりゆく山積みの難題一つ片づけるたび
黒髪は虹のなないろ輝いて今も目にあり初恋の君
お互いの髪をひっぱり喧嘩する女の意地は炎のごとし
君の髪排水口から取り去ればすっきり流れてゆく水の音
ハンバーガー食べ続ければ金髪に まさかほんとになるとは思わず
手帳みて いつ会えるかと 悩みしを 知らずやきみの 散髪報告
吾子の髪 吾が切るのは いつまでか 散髪の度 幸せかみしめ
終わる恋 好みの色に染めし髪 違う私になれる気がして
前髪が僅かに不満でブルーな日 誰も見てない気付かないのに
白髪などどうでもいいと言った俺格好わるいと譲らない君
子供時代髪に天使の輪があると冷やかし合いてつやつやの子に
はじめには戻れないけどあの頃とおなじ長さに切ってみた髪
蝉時雨 湯上がりの帰路 洗いたての髪を冷ます 追い風の夕
流行のインナーカラーの長髪をかき上げる君夏空の下
朝起きて寝癖はいつもサイヤ人金一色に染めてみようか
幼子は柔(やわ)くかそけき髪を結いポロンと鳴らす小さなピアノ
ロング丈のエクステせがまれ買った日に 髪をばっさりと七歳の気まぐれ
旅をして髪を編み込みタイ人の 如く息子は太鼓もたたく
ベランダで幼い我が子の髪を切る母の笑顔に揺れる陽だまり
同僚がいきなり髪を短くす そんなギャップに振り回される
帯を締め髪を上げれば大人顔 笑顔に弾けて友に手を振る
母の髪 染める休日 ゆっくりと 語る時間を 過ごす私は
初めてのパーマかけた日街にあるガラスで髪を見ながら歩く
白髪(はくはつ)を染めなくなった母親は嵩(かさ)が小さくなった気がする
おかっぱを「ボブ」ってきみは大人びて花かんむりを今もあげたい
さっぱりと髪短くし気分良し
夫の問ふどこ切ったかに憮然
炎天下床屋へ行くと父の言ひ髪のどこ切るのかと娘問ひ
指先が 君の黒髪 触れるたび シャンプー香る 木洩れ日の午後
ひとすじの君の白髪に時重ね こんな私でごめんな、ほんと
服も髪も濡れて今さら雨宿りする気も無くて十字路に立つ
毛髪は薄くなりゆく山積みの難題一つ片づけるたび
黒髪は虹のなないろ輝いて今も目にあり初恋の君
お互いの髪をひっぱり喧嘩する女の意地は炎のごとし
君の髪排水口から取り去ればすっきり流れてゆく水の音
ハンバーガー食べ続ければ金髪に
まさかほんとになるとは思わず
手帳みて いつ会えるかと 悩みしを
知らずやきみの 散髪報告
吾子の髪 吾が切るのは いつまでか
散髪の度 幸せかみしめ
終わる恋 好みの色に染めし髪
違う私になれる気がして
前髪が僅かに不満でブルーな日
誰も見てない気付かないのに
白髪などどうでもいいと言った俺格好わるいと譲らない君
子供時代髪に天使の輪があると冷やかし合いてつやつやの子に
はじめには戻れないけどあの頃とおなじ長さに切ってみた髪
蝉時雨 湯上がりの帰路 洗いたての髪を冷ます 追い風の夕
流行のインナーカラーの長髪をかき上げる君夏空の下
朝起きて寝癖はいつもサイヤ人金一色に染めてみようか
幼子は柔(やわ)くかそけき髪を結いポロンと鳴らす小さなピアノ
ロング丈のエクステせがまれ買った日に
髪をばっさりと七歳の気まぐれ
旅をして髪を編み込みタイ人の
如く息子は太鼓もたたく
ベランダで幼い我が子の髪を切る母の笑顔に揺れる陽だまり
同僚がいきなり髪を短くす そんなギャップに振り回される
帯を締め髪を上げれば大人顔 笑顔に弾けて友に手を振る
母の髪 染める休日 ゆっくりと
語る時間を 過ごす私は
初めてのパーマかけた日街にあるガラスで髪を見ながら歩く
白髪(はくはつ)を染めなくなった母親は嵩(かさ)が小さくなった気がする