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熱帯の森にいた頃の眼差しで貴方を見ている夢をみた夜
サイモンとガーファンクルの歌詞はもう文学だよと熱く語る君
早朝は未だ涼しい河川敷 むしろ家ではくそ蒸し暑い
リモートで独りよがりの熱籠り糸切れて落つ我は犍陀多
外に出て風呂に浸かっているような気分で見上げる入道雲を
ちょうど良い熱さであろう外気ではなくて今宵の風呂であるなら
熱きもの心の奥からこみ上げて飛び散らぬよう蓋をしている
お気に入り日傘忘れて後戻り 残されていたビニール傘1本
「青と夏」熱唱している先輩の少し寂しい前髪見ている
熱い八月の広島忌長崎忌敗戦忌を忘れないで
空梅雨で熱(ほて)る大地に降り注ぐ 優しく冷やしてくれる雨よ
年月をかけて言葉を増やしたるはずの口から暑いしか出ぬ
熱くなることを忘れたフィラメント 切れる痛みも知らないけれど
眠れずに冷水シャワー浴びてなお夢をも焦がす熱帯の夜
暑過ぎて のろのろ歩き 列車行き 暑いホームで 次待ち くたびれ
エレベーター 居合わす人も 拭う汗 「暑いですね」と 交わす労い
子のおでこにおでこをつけて熱はかる母にそうしてもらったように
一分間熱気おさまる甲子園終戦の日の黙祷の時
暑い日に打ち水をする家の前目から耳から涼やかになる
熱帯魚、水草の陰隠れいて僕の瞬き見つめるばかり
暑い夏エアコン様に生かされる猫も金魚も花も私も
大人はビール子供は西瓜長屋の風景なつかし暑気払い
熱下がり孫の頬真っ赤はりんご病 吾は避けたきそっと家籠もる
向かい風負けるものかとペダル漕ぐ華奢な背中に宿る情熱
言いたくもないけどついつい口にする 「暑い」という夏の口癖
思い出のあの日の暑さは懐かしい 今日の暑さは耐えがたいけど
あの時の海はあなたは透明で熱い光に射抜かれた夏
赤道の直下のようなこの暑さ 布団二枚の高気圧重ね
とめどなく噴き出す汗をぬぐいつつ熱いラーメン食す暑い日
梅雨なんて有ったのだろうか熱波舞う地獄の日々は暫く続く
熱帯の森にいた頃の眼差しで貴方を見ている夢をみた夜
サイモンとガーファンクルの歌詞はもう文学だよと熱く語る君
早朝は未だ涼しい河川敷 むしろ家ではくそ蒸し暑い
リモートで独りよがりの熱籠り糸切れて落つ我は犍陀多
外に出て風呂に浸かっているような気分で見上げる入道雲を
ちょうど良い熱さであろう外気ではなくて今宵の風呂であるなら
熱きもの心の奥からこみ上げて飛び散らぬよう蓋をしている
お気に入り日傘忘れて後戻り
残されていたビニール傘1本
「青と夏」熱唱している先輩の少し寂しい前髪見ている
熱い八月の広島忌長崎忌敗戦忌を忘れないで
空梅雨で熱(ほて)る大地に降り注ぐ
優しく冷やしてくれる雨よ
年月をかけて言葉を増やしたるはずの口から暑いしか出ぬ
熱くなることを忘れたフィラメント
切れる痛みも知らないけれど
眠れずに冷水シャワー浴びてなお夢をも焦がす熱帯の夜
暑過ぎて のろのろ歩き 列車行き
暑いホームで 次待ち くたびれ
エレベーター 居合わす人も 拭う汗 「暑いですね」と 交わす労い
子のおでこにおでこをつけて熱はかる母にそうしてもらったように
一分間熱気おさまる甲子園終戦の日の黙祷の時
暑い日に打ち水をする家の前目から耳から涼やかになる
熱帯魚、水草の陰隠れいて僕の瞬き見つめるばかり
暑い夏エアコン様に生かされる猫も金魚も花も私も
大人はビール子供は西瓜長屋の風景なつかし暑気払い
熱下がり孫の頬真っ赤はりんご病
吾は避けたきそっと家籠もる
向かい風負けるものかとペダル漕ぐ華奢な背中に宿る情熱
言いたくもないけどついつい口にする
「暑い」という夏の口癖
思い出のあの日の暑さは懐かしい
今日の暑さは耐えがたいけど
あの時の海はあなたは透明で熱い光に射抜かれた夏
赤道の直下のようなこの暑さ
布団二枚の高気圧重ね
とめどなく噴き出す汗をぬぐいつつ熱いラーメン食す暑い日
梅雨なんて有ったのだろうか熱波舞う地獄の日々は暫く続く