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縁側で西瓜食べたり花火して蛍眺めた昔の景色
夏からの贈り物です あの人の手紙と本と片道切符
日永(ひなが)なる 庇(ひさし)の無いバス停留所 汗を拭(ぬぐ)いて 帰路のバス待つ
急な雨 濡れながら漕ぐ 自転車に 夏の暑さを 優しく冷やして
蚊線香 渦ほどければ 夜が増す 送りそびれた 恋を下書きす
われこそは夏の王だと言うように入道雲が体積を増す
入道雲 ゆっくり街を 乗り換えて ビルの硝子に 残る青脈
何処からか渦巻きの香の流れ来て ちりんと風鳴る夏が恋しい
夜散歩君の体温心地よく田舎の町にわたる薫風
ベランダで天を仰いで死ぬ蝉の出会いをつかみそこねた手足
猛暑たる日々乗り越えし褒美かな 曇天の夜風の涼しさよ
蝉時雨精一杯に生きる事教えてくれし木々茂る道
蝉時雨講師の声は遠退いて小麦色した君の横顔
それぞれが散歩しながら目指すのは夜のコンビニ夏の始まり
涼やかな風に誘われ帽子ポン みごと朝焼け友にもLINE
ランタンに 願いを込めて 夏の空 夜の向こうの 君に届けと
ポケットに入ったままの貝がらを海へと投げて夏にさよなら
広告の うたい文句に 踊らされ 着痩せする服 この夏も買う
過ぎ去りし夏を懐いて二人で飲む メロンソーダは疾うに色褪せて
祭路を 手を引く腕に 半袖の 火照りて赤い きみの余熱か
青空と蝉の声とにせかされて 飛び込んだ胸肩越しに月
虫取りや市民プールにかき氷胸は高鳴る夏休み来る
猛暑日の朝に剃刀負けをして日中汗でひりひり滲みる
気を抜くと陽炎越しに君が居て夏ってだから嫌いなんだよ
潮風に揺れる浴衣と花火の香、夏の思い出海辺に咲いた
夏休み終わり近づく公園で聞こえ始めるヒグラシの声
夏祭り朝顔模様の浴衣着たきみが舐めてる小(しょう)リンゴ飴
縁側で西瓜食べたり花火して蛍眺めた昔の景色
夏からの贈り物です あの人の手紙と本と片道切符
日永(ひなが)なる 庇(ひさし)の無いバス停留所
汗を拭(ぬぐ)いて 帰路のバス待つ
急な雨 濡れながら漕ぐ 自転車に
夏の暑さを 優しく冷やして
蚊線香 渦ほどければ 夜が増す
送りそびれた 恋を下書きす
われこそは夏の王だと言うように入道雲が体積を増す
入道雲 ゆっくり街を 乗り換えて
ビルの硝子に 残る青脈
何処からか渦巻きの香の流れ来て
ちりんと風鳴る夏が恋しい
夜散歩君の体温心地よく田舎の町にわたる薫風
ベランダで天を仰いで死ぬ蝉の出会いをつかみそこねた手足
猛暑たる日々乗り越えし褒美かな 曇天の夜風の涼しさよ
蝉時雨精一杯に生きる事教えてくれし木々茂る道
蝉時雨講師の声は遠退いて小麦色した君の横顔
それぞれが散歩しながら目指すのは夜のコンビニ夏の始まり
涼やかな風に誘われ帽子ポン
みごと朝焼け友にもLINE
ランタンに 願いを込めて 夏の空 夜の向こうの 君に届けと
ポケットに入ったままの貝がらを海へと投げて夏にさよなら
広告の うたい文句に 踊らされ 着痩せする服 この夏も買う
過ぎ去りし夏を懐いて二人で飲む メロンソーダは疾うに色褪せて
祭路を 手を引く腕に 半袖の
火照りて赤い きみの余熱か
青空と蝉の声とにせかされて
飛び込んだ胸肩越しに月
虫取りや市民プールにかき氷胸は高鳴る夏休み来る
猛暑日の朝に剃刀負けをして日中汗でひりひり滲みる
気を抜くと陽炎越しに君が居て夏ってだから嫌いなんだよ
潮風に揺れる浴衣と花火の香、夏の思い出海辺に咲いた
夏休み終わり近づく公園で聞こえ始めるヒグラシの声
夏祭り朝顔模様の浴衣着たきみが舐めてる小(しょう)リンゴ飴