・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
親戚のそれでは、また。で閉じられた年賀状でも変わらぬ絆
また雨が降るたび君の傘の色、思い出すたび街がやさしい
またすぐに会えるだろなんて言われたら居留守使って困らせたくなる
PCの操作しばらくすると忘れ去り また娘に聞くどうやったっけ?
「またあとで」 便利な言葉 用いると 知らないうちに 消える炎
母がまた父との思い出話しする 初めて聞いたふりする私
またねって意外と本音でしか言えない窓に吐息で書くきみの名を
また冬が来るとは思えないほどの猛暑に汗も役に立たない
また会おう差し出した手を力なく握り背を向け去ってゆく君
「またいつか」君の口からこぼれる日 泣き崩れてく少女になりたい
夕暮れの空の朱にはまた浮かぶ 雲の切れ間の一番星よ
「また」は無い たった一度きりの今日を 噛みしめて行き 明日(あす)へと繋ぐ
心の鎧解き放ち同級生達と会う友よ又会おう
しあはせの器は変はりまたねつて言ふのは酔つた真夜になりたり
ゆふやけにきみの笑顔の輪郭の透ければまたね、と言ふタイミング
子どもたち「またね」と言って別れたら 必ず会える平和を祈る
夜にまた 思考の余白を埋めてゆく あなたのことを忘れるために
いつかまた会えると信じて見る月を君もどこかで見てると想ひ
夕立は大きな虹を連れてくる森をまたいで君住む街へ
叶わぬとうっすら思いながら言う必ず会えるトーンの「またね」
流された家を片付け橋をかけ火の国の人はまた立ち上がる
種蒔いたかぼちゃはあまた青々し かわいすぎて食べられぬ
「AまたはB」なる解のあることを 知って深まる十四の悩み
皆帰り高校野球の試合に沸く またひとりかとテレビに呟く
ご先祖をみおくる袖に夏の雨 また来年とわかれを告げる
旧友と偶然会って「またいつか」それきり二度と逢えず偲ばる
時折の少女のような微笑みにまた老妻に心ときめく
また来たよ孫の元気な声して玄関のドア開く喜び
「ではまたね」LINEの最後はそう送る手を振る絵文字とスタンプ添えて
お別れがつらいからもう飼わないと決めたのにまた保護猫を飼う
今日もまた吾子の寝顔を眺めつつ一日無事に終わるしあわせ
親戚のそれでは、また。で閉じられた年賀状でも変わらぬ絆
また雨が降るたび君の傘の色、思い出すたび街がやさしい
またすぐに会えるだろなんて言われたら居留守使って困らせたくなる
PCの操作しばらくすると忘れ去り
また娘に聞くどうやったっけ?
「またあとで」 便利な言葉 用いると 知らないうちに 消える炎
母がまた父との思い出話しする
初めて聞いたふりする私
またねって意外と本音でしか言えない窓に吐息で書くきみの名を
また冬が来るとは思えないほどの猛暑に汗も役に立たない
また会おう差し出した手を力なく握り背を向け去ってゆく君
「またいつか」君の口からこぼれる日
泣き崩れてく少女になりたい
夕暮れの空の朱にはまた浮かぶ 雲の切れ間の一番星よ
「また」は無い たった一度きりの今日を
噛みしめて行き 明日(あす)へと繋ぐ
心の鎧解き放ち同級生達と会う友よ又会おう
しあはせの器は変はりまたねつて言ふのは酔つた真夜になりたり
ゆふやけにきみの笑顔の輪郭の透ければまたね、と言ふタイミング
子どもたち「またね」と言って別れたら 必ず会える平和を祈る
夜にまた 思考の余白を埋めてゆく あなたのことを忘れるために
いつかまた会えると信じて見る月を君もどこかで見てると想ひ
夕立は大きな虹を連れてくる森をまたいで君住む街へ
叶わぬとうっすら思いながら言う必ず会えるトーンの「またね」
流された家を片付け橋をかけ火の国の人はまた立ち上がる
種蒔いたかぼちゃはあまた青々し
かわいすぎて食べられぬ
「AまたはB」なる解のあることを
知って深まる十四の悩み
皆帰り高校野球の試合に沸く
またひとりかとテレビに呟く
ご先祖をみおくる袖に夏の雨 また来年とわかれを告げる
旧友と偶然会って「またいつか」それきり二度と逢えず偲ばる
時折の少女のような微笑みにまた老妻に心ときめく
また来たよ孫の元気な声して玄関のドア開く喜び
「ではまたね」LINEの最後はそう送る手を振る絵文字とスタンプ添えて
お別れがつらいからもう飼わないと決めたのにまた保護猫を飼う
今日もまた吾子の寝顔を眺めつつ一日無事に終わるしあわせ