・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
住む人のなき庭荒れて密林に 悪ガキとても探険躊躇
庭先に広げたプールこっそりと小鳥は遊ぶ水ぬるむ間に
朝顔は狂ったごとくに咲き乱れ 聞こえてくるのは「異常気象」と
ああ、そうか もっと広いと思ってた 父の背中も 実家の庭も
あの頃は私だけの基地 見えていた ブロックの陰や茂みの中に
雨上がり まだ足りないと 葉が求め 庭にシャワーで 虹が重なり
母の日に 植えた紫陽花 見る父の 背中が少し 丸く感じて
園庭を駆け回る子らに1人ずつ1つずつ差す未来の光
思い出が語る庭の木々…
庭石増える苔を可愛がり
誰も見てくれぬ裏庭の菊
中庭花壇に別れの退院日
ガーデニングと呼ぶ庭いじり
ホースから撒いてる水に日が当たり庭へと虹もしみ込んでゆく
夜の庭鳴く虫達の交響曲(シンフォニー)遠くに聴いて眠りに落ちる
つるバラも松葉ボタンもパンジーも継ぐことできずごめん、じいちゃん
校庭で幅跳びをするきみの足ペダルこぐごと前へと動く
庭の隅墓標代わりの石を置くまだインコの鳴く声聞こえそう
庭桜 白に薄紅 八重に舞う 近くで見たくて 野に転がれり
除草剤 撒いてみたけど 庭の草 殖えてて気付く 活力剤と
校庭の かつての象徴 金次郎 野暮な現代 尊徳もなし
住む人のなき庭荒れて密林に 悪ガキとても探険躊躇
庭先に広げたプールこっそりと小鳥は遊ぶ水ぬるむ間に
朝顔は狂ったごとくに咲き乱れ
聞こえてくるのは「異常気象」と
ああ、そうか もっと広いと思ってた
父の背中も 実家の庭も
あの頃は私だけの基地 見えていた
ブロックの陰や茂みの中に
雨上がり まだ足りないと 葉が求め
庭にシャワーで 虹が重なり
母の日に 植えた紫陽花 見る父の 背中が少し 丸く感じて
園庭を駆け回る子らに1人ずつ1つずつ差す未来の光
思い出が語る庭の木々…
庭石増える苔を可愛がり
誰も見てくれぬ裏庭の菊
中庭花壇に別れの退院日
ガーデニングと呼ぶ庭いじり
ホースから撒いてる水に日が当たり庭へと虹もしみ込んでゆく
夜の庭鳴く虫達の交響曲(シンフォニー)遠くに聴いて眠りに落ちる
つるバラも松葉ボタンもパンジーも継ぐことできずごめん、じいちゃん
校庭で幅跳びをするきみの足ペダルこぐごと前へと動く
庭の隅墓標代わりの石を置くまだインコの鳴く声聞こえそう
庭桜 白に薄紅 八重に舞う
近くで見たくて 野に転がれり
除草剤 撒いてみたけど 庭の草
殖えてて気付く 活力剤と
校庭の かつての象徴 金次郎
野暮な現代 尊徳もなし