・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
石ひとつ静かにあるを見つめれば 砂子は水に 時は流れて
縁側で亡き祖母の声思い出す謙虚な笑みと茶をすする音
雑草の元気の良さに負けこんで夏のせいにするエアコンの下で
雨の日の庭の野菜の雨粒に自分を重ね悶々とする
雨だれが庭石穿(うが)つ風景を飽きず眺める年老いた母
この辺に埋めたと庭の隅を指す男の顔が日に翳りゆく
庭付きの戸建て住宅買って負うローンを返すための人生
定年の初日に庭の落ち葉掃く二次の職場が見つかり嬉しい
有り難うございます
庭みたいなもんと言って歩いてく 知ったかぶりの方向音痴
レクイエム 好きなものだけ置いていく 向こうの庭で咲く花になれ
両親が植えた庭の木々いつか庭終いするときが来るのか
神さまの庭で暮らすの私たち 慈悲を頼りに掘って壊して
中庭の花壇に最後の別れ告げさあ退院だマジ感謝です
打ち水の 乾きはやくも 跡を消し ひと夏のこと 夢のようなり
喜びも悲しみも知る我が庭に妻と二人で幸せを植える
雨風に 陽にさらされ 色褪せつつ 門を離れぬ 昨夏の空蝉(うつぜみ)
園庭の白線引いた楕円形 小さくたって世界陸上
灼熱で鳥もアゲハも見えなくてしんと静まる午後の庭
庭石に膨らむ苔を可愛がりわが子のように見守る姿勢…
思い出を語るがごとく庭の木々ふと感じたら五十七に
校庭に後ずさりする夕暮れのはじっこを踏む午後の教室
住む人のなき庭荒れて密林に 悪ガキとても探険躊躇
庭先に広げたプールこっそりと小鳥は遊ぶ水ぬるむ間に
朝顔は狂ったごとくに咲き乱れ 聞こえてくるのは「異常気象」と
ああ、そうか もっと広いと思ってた 父の背中も 実家の庭も
あの頃は私だけの基地 見えていた ブロックの陰や茂みの中に
雨上がり まだ足りないと 葉が求め 庭にシャワーで 虹が重なり
母の日に 植えた紫陽花 見る父の 背中が少し 丸く感じて
園庭を駆け回る子らに1人ずつ1つずつ差す未来の光
思い出が語る庭の木々…
庭石増える苔を可愛がり
誰も見てくれぬ裏庭の菊
中庭花壇に別れの退院日
ガーデニングと呼ぶ庭いじり
ホースから撒いてる水に日が当たり庭へと虹もしみ込んでゆく
夜の庭鳴く虫達の交響曲(シンフォニー)遠くに聴いて眠りに落ちる
つるバラも松葉ボタンもパンジーも継ぐことできずごめん、じいちゃん
校庭で幅跳びをするきみの足ペダルこぐごと前へと動く
庭の隅墓標代わりの石を置くまだインコの鳴く声聞こえそう
庭桜 白に薄紅 八重に舞う 近くで見たくて 野に転がれり
除草剤 撒いてみたけど 庭の草 殖えてて気付く 活力剤と
大変だぁ!笑
校庭の かつての象徴 金次郎 野暮な現代 尊徳もなし
石ひとつ静かにあるを見つめれば
砂子は水に 時は流れて
縁側で亡き祖母の声思い出す謙虚な笑みと茶をすする音
雑草の元気の良さに負けこんで夏のせいにするエアコンの下で
雨の日の庭の野菜の雨粒に自分を重ね悶々とする
雨だれが庭石穿(うが)つ風景を飽きず眺める年老いた母
この辺に埋めたと庭の隅を指す男の顔が日に翳りゆく
庭付きの戸建て住宅買って負うローンを返すための人生
定年の初日に庭の落ち葉掃く二次の職場が見つかり嬉しい
有り難うございます
庭みたいなもんと言って歩いてく
知ったかぶりの方向音痴
レクイエム 好きなものだけ置いていく
向こうの庭で咲く花になれ
両親が植えた庭の木々いつか庭終いするときが来るのか
神さまの庭で暮らすの私たち
慈悲を頼りに掘って壊して
中庭の花壇に最後の別れ告げさあ退院だマジ感謝です
有り難うございます
打ち水の 乾きはやくも 跡を消し
ひと夏のこと 夢のようなり
喜びも悲しみも知る我が庭に妻と二人で幸せを植える
雨風に 陽にさらされ 色褪せつつ
門を離れぬ 昨夏の空蝉(うつぜみ)
園庭の白線引いた楕円形
小さくたって世界陸上
灼熱で鳥もアゲハも見えなくてしんと静まる午後の庭
有り難うございます
庭石に膨らむ苔を可愛がりわが子のように見守る姿勢…
有り難うございます
思い出を語るがごとく庭の木々ふと感じたら五十七に
校庭に後ずさりする夕暮れのはじっこを踏む午後の教室
住む人のなき庭荒れて密林に 悪ガキとても探険躊躇
庭先に広げたプールこっそりと小鳥は遊ぶ水ぬるむ間に
朝顔は狂ったごとくに咲き乱れ
聞こえてくるのは「異常気象」と
ああ、そうか もっと広いと思ってた
父の背中も 実家の庭も
あの頃は私だけの基地 見えていた
ブロックの陰や茂みの中に
雨上がり まだ足りないと 葉が求め
庭にシャワーで 虹が重なり
母の日に 植えた紫陽花 見る父の 背中が少し 丸く感じて
園庭を駆け回る子らに1人ずつ1つずつ差す未来の光
思い出が語る庭の木々…
庭石増える苔を可愛がり
誰も見てくれぬ裏庭の菊
中庭花壇に別れの退院日
ガーデニングと呼ぶ庭いじり
ホースから撒いてる水に日が当たり庭へと虹もしみ込んでゆく
夜の庭鳴く虫達の交響曲(シンフォニー)遠くに聴いて眠りに落ちる
つるバラも松葉ボタンもパンジーも継ぐことできずごめん、じいちゃん
校庭で幅跳びをするきみの足ペダルこぐごと前へと動く
庭の隅墓標代わりの石を置くまだインコの鳴く声聞こえそう
庭桜 白に薄紅 八重に舞う
近くで見たくて 野に転がれり
除草剤 撒いてみたけど 庭の草
殖えてて気付く 活力剤と
大変だぁ!笑
校庭の かつての象徴 金次郎
野暮な現代 尊徳もなし