・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
天高くトビは大きく旋回しお囃子響く神社の祭り
キラキラと 輝く星が もう既に 死んでいたのを 図書館で知る
置き去りにしてきた恋とされた愛 想いはゆれる迷い子のように
隣に咲く真っ赤なカンナに振り向けば 小心者と見抜かれ歩く
駄菓子屋のつぶれたあとも「駄菓子屋の角」で伝わるこの街がすき
本堂の屋根より高い百日瓦に紅赤き花の降り散る
風鈴を 外せば窓に 秋が来て 聞こえぬ音は 胸にしみ入る
泣き顔で逃げたトイレの落書きに笑顔で生きろと背中押される
空に舞う イチョウの黄色が 一面に ポストカードが 秋を知らせて
廃止され人の気配がない駅で草と戯れる点字ブロック
失った恋のかけらを笹舟に乗せて川へと流しにゆこう
置き去りにしてきた夢のかけらたちふと胸の奥よみがえりくる
焼き秋刀魚いただき物のカボス絞り大根おろしと共に食む秋
お彼岸に入った住宅街で哭く季節外れのツクツクボウシ
千年を生きても消えぬ悲しみの声哀愁の湿原の鶴
身は現代心はジュラ紀そんな夜はアンモナイトの海を漂う
天高くトビは大きく旋回しお囃子響く神社の祭り
キラキラと 輝く星が もう既に 死んでいたのを 図書館で知る
置き去りにしてきた恋とされた愛 想いはゆれる迷い子のように
隣に咲く真っ赤なカンナに振り向けば
小心者と見抜かれ歩く
駄菓子屋のつぶれたあとも「駄菓子屋の角」で伝わるこの街がすき
本堂の屋根より高い百日瓦に紅赤き花の降り散る
風鈴を 外せば窓に 秋が来て
聞こえぬ音は 胸にしみ入る
泣き顔で逃げたトイレの落書きに笑顔で生きろと背中押される
空に舞う イチョウの黄色が 一面に
ポストカードが 秋を知らせて
廃止され人の気配がない駅で草と戯れる点字ブロック
失った恋のかけらを笹舟に乗せて川へと流しにゆこう
置き去りにしてきた夢のかけらたちふと胸の奥よみがえりくる
焼き秋刀魚いただき物のカボス絞り大根おろしと共に食む秋
お彼岸に入った住宅街で哭く季節外れのツクツクボウシ
千年を生きても消えぬ悲しみの声哀愁の湿原の鶴
身は現代心はジュラ紀そんな夜はアンモナイトの海を漂う