・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
鉄橋のたもとで憂うこれまでをされどはなしよたかが人生
月探し 頭上遥か 彼方かな 白く耀く 有明の月
夢うつつ親父と一献酌み交わす戒め一言(いちごん)調子に乗るな
若いころ 心に風穴開けたくて ルビーのピアス 今はお守り
悪魔が来たと夢が教える枕闇 懺悔を重ね虚飾に詫びる
夕餉にと目刺し三匹白い皿 独酌癒す膝の黒猫
さやさやと秋の仕掛けのささやきか ジャスミンティーの朝はさわやか
携帯が小指の上に落っこちてこんな物まで憎めると知る
つまづいて恋の欠片の万華鏡 醜さだけの万華は懺悔
締め切りが間近でないと何もせずギリギリになり慌てふためく
腹にある色味を合はせられなくて新幹線の車窓は嫌ひ
台風も味わいがあり若き頃どんな天気も新鮮だった
8月の母墓参り静まりてアゲハ舞い降り母と話す
目を奪ふ試験点灯終へたればイオンモールはしづかなうつは
新月は 水底潜む龍神の 月に一度の飛翔する夜
薄蒼く沈みし胸のみずうみに静かに映える夕焼の空
真昼間を虚ろに延びて国道の果ての果てまで秋風が吹く
perfumeの20年に思い馳せ 彼女らの幸多き事願う
最近は紙に書かないつぶやきで 電子の雲は膨らみ続けて
表情の見えぬやりとり手探りでおつかれさまのスタンプをおく
意識して背筋をのばし階段を中学生の先に立ちゆく
投稿の励みになります
滑り込む電車のライトが残業で疲れた身体をつらぬいてゆく
大地湧く世界が集うアスリート今も昔も競う力と技
忘却に抗する心の中に蘇る消し去れぬ記憶
大地湧く世界が集うアスリート今も昔も力技
わたくしの 初めての罪は レジ袋 小銭払わず 持ち帰りけり
風景のさほど変わらぬバス停も 風の温度で変わりゆく秋
飛行機と見紛(みまが)うほどの 高々と滑空す鳶(とび) 雨後の秋空
呑み会の帰り寝ぼけて飲んだのがサプリの中の乾燥剤で
コンビニのドアが開いてまた閉まる、世界の呼吸を聞いている夜
振り向けば秋は後ろに立っていてそんな目をして俺を見ないで
どんな目だったのか、想像がふくらみます。
かこみらいさん、ありがとうございます! ご想像にお任せします笑
メビウスの輪の内側を覗いては首をかしげる放課後の君
さ迷える人の許しをこうために桜は咲いて散りゆくそうな
おさな児の風船空へ昇り行くとんぼの群れに送られながら
天高くトビは大きく旋回しお囃子響く神社の祭り
キラキラと 輝く星が もう既に 死んでいたのを 図書館で知る
置き去りにしてきた恋とされた愛 想いはゆれる迷い子のように
隣に咲く真っ赤なカンナに振り向けば 小心者と見抜かれ歩く
駄菓子屋のつぶれたあとも「駄菓子屋の角」で伝わるこの街がすき
本堂の屋根より高い百日瓦に紅赤き花の降り散る
風鈴を 外せば窓に 秋が来て 聞こえぬ音は 胸にしみ入る
泣き顔で逃げたトイレの落書きに笑顔で生きろと背中押される
空に舞う イチョウの黄色が 一面に ポストカードが 秋を知らせて
廃止され人の気配がない駅で草と戯れる点字ブロック
失った恋のかけらを笹舟に乗せて川へと流しにゆこう
置き去りにしてきた夢のかけらたちふと胸の奥よみがえりくる
焼き秋刀魚いただき物のカボス絞り大根おろしと共に食む秋
お彼岸に入った住宅街で哭く季節外れのツクツクボウシ
千年を生きても消えぬ悲しみの声哀愁の湿原の鶴
身は現代心はジュラ紀そんな夜はアンモナイトの海を漂う
鉄橋のたもとで憂うこれまでをされどはなしよたかが人生
月探し 頭上遥か 彼方かな
白く耀く 有明の月
夢うつつ親父と一献酌み交わす戒め一言(いちごん)調子に乗るな
若いころ 心に風穴開けたくて
ルビーのピアス 今はお守り
悪魔が来たと夢が教える枕闇
懺悔を重ね虚飾に詫びる
夕餉にと目刺し三匹白い皿
独酌癒す膝の黒猫
さやさやと秋の仕掛けのささやきか
ジャスミンティーの朝はさわやか
携帯が小指の上に落っこちてこんな物まで憎めると知る
つまづいて恋の欠片の万華鏡
醜さだけの万華は懺悔
締め切りが間近でないと何もせずギリギリになり慌てふためく
腹にある色味を合はせられなくて新幹線の車窓は嫌ひ
台風も味わいがあり若き頃どんな天気も新鮮だった
8月の母墓参り静まりてアゲハ舞い降り母と話す
目を奪ふ試験点灯終へたればイオンモールはしづかなうつは
新月は 水底潜む龍神の
月に一度の飛翔する夜
薄蒼く沈みし胸のみずうみに静かに映える夕焼の空
真昼間を虚ろに延びて国道の果ての果てまで秋風が吹く
perfumeの20年に思い馳せ 彼女らの幸多き事願う
最近は紙に書かないつぶやきで
電子の雲は膨らみ続けて
表情の見えぬやりとり手探りでおつかれさまのスタンプをおく
意識して背筋をのばし階段を中学生の先に立ちゆく
投稿の励みになります
滑り込む電車のライトが残業で疲れた身体をつらぬいてゆく
大地湧く世界が集うアスリート今も昔も競う力と技
忘却に抗する心の中に蘇る消し去れぬ記憶
大地湧く世界が集うアスリート今も昔も力技
わたくしの 初めての罪は レジ袋
小銭払わず 持ち帰りけり
風景のさほど変わらぬバス停も
風の温度で変わりゆく秋
飛行機と見紛(みまが)うほどの 高々と滑空す鳶(とび) 雨後の秋空
呑み会の帰り寝ぼけて飲んだのがサプリの中の乾燥剤で
コンビニのドアが開いてまた閉まる、世界の呼吸を聞いている夜
振り向けば秋は後ろに立っていてそんな目をして俺を見ないで
どんな目だったのか、想像がふくらみます。
かこみらいさん、ありがとうございます!
ご想像にお任せします笑
メビウスの輪の内側を覗いては首をかしげる放課後の君
さ迷える人の許しをこうために桜は咲いて散りゆくそうな
おさな児の風船空へ昇り行くとんぼの群れに送られながら
天高くトビは大きく旋回しお囃子響く神社の祭り
キラキラと 輝く星が もう既に 死んでいたのを 図書館で知る
置き去りにしてきた恋とされた愛 想いはゆれる迷い子のように
隣に咲く真っ赤なカンナに振り向けば
小心者と見抜かれ歩く
駄菓子屋のつぶれたあとも「駄菓子屋の角」で伝わるこの街がすき
本堂の屋根より高い百日瓦に紅赤き花の降り散る
風鈴を 外せば窓に 秋が来て
聞こえぬ音は 胸にしみ入る
泣き顔で逃げたトイレの落書きに笑顔で生きろと背中押される
空に舞う イチョウの黄色が 一面に
ポストカードが 秋を知らせて
廃止され人の気配がない駅で草と戯れる点字ブロック
失った恋のかけらを笹舟に乗せて川へと流しにゆこう
置き去りにしてきた夢のかけらたちふと胸の奥よみがえりくる
焼き秋刀魚いただき物のカボス絞り大根おろしと共に食む秋
お彼岸に入った住宅街で哭く季節外れのツクツクボウシ
千年を生きても消えぬ悲しみの声哀愁の湿原の鶴
身は現代心はジュラ紀そんな夜はアンモナイトの海を漂う