・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
快適な住まい求めてこの家に 頭悩める実家の始末
朝に出て ギリのギリまで外にいる 帰りたくない 愛しい家に
殴られて家出して青い街灯が私に触れる 雪積もる道
誰もいない 家のなかで ただ響いたのは 僕の後悔だった
家って雨風がしのげればよくね?窓から逃げた君の言葉は
三角の黄色い家は管理地の看板さえも血文字に見える
肩落とし背中丸めて夕陽落ち 明日を知らない家路の苦悩
古民家の須恵器に生けるチューリップ明るい玄関技術も要らず
有り難うございます
家中の明かりをつけてクッションを抱え見ているホラー映画を
この家は特にお安くしますよと業者ささやく理由も言わず
家々の窓の明かりは日を追って早くに灯る秋の訪れ
水草に 隠れて休む メダカ見て 実家の母が メガネを探す
家にいてやることもなく過ごす日々少年老いて終わりも近く
出られない檻から見上ぐ夕焼けにこころのなかで家が燃えだす
今は無き実家の柱に刻まれた成長記録のキズがなつかし
仲秋の名月欲しさに家を空け 酒の相手に刈田の案山子
三十年共に老いたるこの家の柱をさする苦労したなと
家族には見せぬ優しい笑み浮かべ彼女と歩く息子の青春
空き家です家賃の要らない恋の傷 ぽっかり空いて雨漏りしてる
家族の形は時代と共に変わる家族だから思いは複雑
リタイアし家事に文句を言う夫 ほめておだてて掃除当番に
帰省する前夜 実家に連絡す 「替わって」と 向こうから姪の声
吾子巣立ち静けさ満ちるリビングで私のために淹れる和紅茶
永遠は無いと解っているけれど永く続けよ家族の暮らし
笑っても泣いても怒っても家族 今日も囲んで食べる夕飯
家々の雨戸を開ける音がしてはじまりの朝眠れずの夜
車窓から流れて見ゆる家々に知らない人の知らない暮らし
家を出て立ち止まる交差点あの日の声がまだ響く街
窓並ぶ 街の家々 夜ごとに ちがう物語 灯りの数だけ
約束の二枚の切符の片方を握りつぶして家を出る夜
光りものを見せぬ笑顔で喰む息子 家庭を持ちて変わリたる嗜好
幼子(おさなご)が 描きし多彩な 抽象画 値千金(あたいせんきん) 我が家の家宝
一目惚れ 一緒に住むなど 夢の夢 今同じ家 同じ部屋に居り
家族にも言えない秘密はあるものさ 街の明かりが呟いている
秋風にはじめましての作家さん扉を開く指がわくわく
実家はもう空き地となりぬ 人生の半分が載ってるこんな狭さに
母子して家出した夜の思い出は はじめて食べた天丼の味
図々しく自分の家と思うのか来るな虫ども容赦はせぬぞ
産まれきた子にはじめてのプレゼント家族で決めた名前をつける
家族みな違う時計の日曜日それぞれ好きなペースが秘訣
短日や家事の手抜きも良しとするあっという間に昼が過ぎるから…
実家にて古びた柱よく見れば背丈を記した跡が残って
実家では朝食はパン 明日からはご飯で始めるきみとの暮らし
快適な住まい求めてこの家に
頭悩める実家の始末
朝に出て ギリのギリまで外にいる 帰りたくない 愛しい家に
殴られて家出して青い街灯が私に触れる 雪積もる道
誰もいない 家のなかで ただ響いたのは 僕の後悔だった
家って雨風がしのげればよくね?窓から逃げた君の言葉は
三角の黄色い家は管理地の看板さえも血文字に見える
肩落とし背中丸めて夕陽落ち
明日を知らない家路の苦悩
古民家の須恵器に生けるチューリップ明るい玄関技術も要らず
有り難うございます
家中の明かりをつけてクッションを抱え見ているホラー映画を
この家は特にお安くしますよと業者ささやく理由も言わず
家々の窓の明かりは日を追って早くに灯る秋の訪れ
水草に 隠れて休む メダカ見て
実家の母が メガネを探す
家にいてやることもなく過ごす日々少年老いて終わりも近く
出られない檻から見上ぐ夕焼けにこころのなかで家が燃えだす
今は無き実家の柱に刻まれた成長記録のキズがなつかし
仲秋の名月欲しさに家を空け
酒の相手に刈田の案山子
三十年共に老いたるこの家の柱をさする苦労したなと
家族には見せぬ優しい笑み浮かべ彼女と歩く息子の青春
空き家です家賃の要らない恋の傷
ぽっかり空いて雨漏りしてる
家族の形は時代と共に変わる家族だから思いは複雑
リタイアし家事に文句を言う夫
ほめておだてて掃除当番に
帰省する前夜 実家に連絡す 「替わって」と 向こうから姪の声
吾子巣立ち静けさ満ちるリビングで私のために淹れる和紅茶
永遠は無いと解っているけれど永く続けよ家族の暮らし
笑っても泣いても怒っても家族 今日も囲んで食べる夕飯
家々の雨戸を開ける音がしてはじまりの朝眠れずの夜
車窓から流れて見ゆる家々に知らない人の知らない暮らし
家を出て立ち止まる交差点あの日の声がまだ響く街
窓並ぶ 街の家々 夜ごとに
ちがう物語 灯りの数だけ
約束の二枚の切符の片方を握りつぶして家を出る夜
光りものを見せぬ笑顔で喰む息子
家庭を持ちて変わリたる嗜好
幼子(おさなご)が 描きし多彩な 抽象画
値千金(あたいせんきん) 我が家の家宝
一目惚れ 一緒に住むなど 夢の夢
今同じ家 同じ部屋に居り
家族にも言えない秘密はあるものさ 街の明かりが呟いている
秋風にはじめましての作家さん扉を開く指がわくわく
実家はもう空き地となりぬ 人生の半分が載ってるこんな狭さに
母子して家出した夜の思い出は
はじめて食べた天丼の味
図々しく自分の家と思うのか来るな虫ども容赦はせぬぞ
産まれきた子にはじめてのプレゼント家族で決めた名前をつける
家族みな違う時計の日曜日それぞれ好きなペースが秘訣
有り難うございます
短日や家事の手抜きも良しとするあっという間に昼が過ぎるから…
有り難うございます
実家にて古びた柱よく見れば背丈を記した跡が残って
実家では朝食はパン 明日からはご飯で始めるきみとの暮らし