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ランドセル 家路を辿る 放課後の 蹴った石ころ 今はいずこへ
君が言う 「石の上にも三年」と 花の上まで あと何年か
形見分け 宝石あげる条件は 鑑定団に応募すること
私よりよく分かってると言いたげな窓辺に飾る夫の胆石
石英の ひかり輝く 砂場にて 幼き日々を 陽炎に見る
石かげに 鳥と子の声 ひびき合い 空気あつめて 夏こだまする
宝石のような思い出一枚の写真の中に輝いている
今日もまた上目遣いでものを言う石破内閣総理大臣
石段を登った先に見えてくる寂れる町の秋の夜景が
両腕で 背を丸くして 持ち上げた 漬物石を 母は撫でてる
石になり この世の末を見据えたい そんなこと昔言ったような気が
チャレンジで 石に躓き 足踏みす ひと踏ん張りが 勝負所だ
忘れえぬ石ころ蹴って母を待つ夕暮れ時のあの日の影よ
石文の戦没者名被害と加害戦後は議論が続く
アスファルト 近所の子等と 蝋石で 描いたマルバツ 昔日(せきじつ)の夏
川原にて拾った石にカニの絵を描いた父の形見を飾る
地下深く遥かに掘りし石切場大谷(おおや)の闇は凛と静まり
妖怪や不思議と共に流れゆくふるさと遠野の猿ヶ石川
この石に「祝」と一文字書いた後埋めて未来の謎としておく
夫亡き後買った一粒の宝石は 「不滅の愛」と意味を知りたり
言い違い 漱石枕流 罪重き 初めは小石 徐々に岩石
やめてよね 石を化学式で呼ぶの 指輪選ぶ気 無くすじゃないの
軽やかな転職の時代 化石となる 石の上にも3年の教え
ポケットを逆さにすればこぼれ出る石もシールもボクの足跡
木漏れ日のスポットライトに顔上げる石垣の隙の桃色の花
吾は石 玉石混淆 生きていく 研(みが)きて磨く 我の意志
「捨て石」とたやすく彼を言う者よ せめて「布石」と愛もって呼べ
石清水 指を濡らして 涼を取る 深山(みやま)の葉擦れ 寒蟬(ひぐらし)が鳴く
水面(みなも)切り石は進んでもう見えぬ 波紋の名残りしばし留めて
都蒸す 木履(ぽっくり)叩く 石畳 カランコロンと 音色涼しき
その辺に転がっている石ころもこの世を創る要素の一つ
べっ甲の眼鏡をかけた教頭は化石のように静かに佇む
あったこと家族の誰も知らなくて父が母にと贈った宝石
ほどほどの歩幅に並ぶ飛び石の配置が示すもてなしの心
有り難うございます
ランドセル 家路を辿る 放課後の
蹴った石ころ 今はいずこへ
君が言う 「石の上にも三年」と
花の上まで あと何年か
形見分け 宝石あげる条件は
鑑定団に応募すること
私よりよく分かってると言いたげな窓辺に飾る夫の胆石
石英の ひかり輝く 砂場にて
幼き日々を 陽炎に見る
石かげに 鳥と子の声 ひびき合い
空気あつめて 夏こだまする
宝石のような思い出一枚の写真の中に輝いている
今日もまた上目遣いでものを言う石破内閣総理大臣
石段を登った先に見えてくる寂れる町の秋の夜景が
両腕で 背を丸くして 持ち上げた
漬物石を 母は撫でてる
石になり この世の末を見据えたい そんなこと昔言ったような気が
チャレンジで 石に躓き 足踏みす ひと踏ん張りが 勝負所だ
忘れえぬ石ころ蹴って母を待つ夕暮れ時のあの日の影よ
石文の戦没者名被害と加害戦後は議論が続く
アスファルト 近所の子等と 蝋石で
描いたマルバツ 昔日(せきじつ)の夏
川原にて拾った石にカニの絵を描いた父の形見を飾る
地下深く遥かに掘りし石切場大谷(おおや)の闇は凛と静まり
妖怪や不思議と共に流れゆくふるさと遠野の猿ヶ石川
この石に「祝」と一文字書いた後埋めて未来の謎としておく
夫亡き後買った一粒の宝石は
「不滅の愛」と意味を知りたり
言い違い 漱石枕流 罪重き 初めは小石 徐々に岩石
やめてよね 石を化学式で呼ぶの
指輪選ぶ気 無くすじゃないの
軽やかな転職の時代 化石となる 石の上にも3年の教え
ポケットを逆さにすればこぼれ出る石もシールもボクの足跡
木漏れ日のスポットライトに顔上げる石垣の隙の桃色の花
吾は石 玉石混淆 生きていく
研(みが)きて磨く 我の意志
「捨て石」とたやすく彼を言う者よ
せめて「布石」と愛もって呼べ
石清水 指を濡らして 涼を取る
深山(みやま)の葉擦れ 寒蟬(ひぐらし)が鳴く
水面(みなも)切り石は進んでもう見えぬ
波紋の名残りしばし留めて
都蒸す 木履(ぽっくり)叩く 石畳
カランコロンと 音色涼しき
その辺に転がっている石ころもこの世を創る要素の一つ
べっ甲の眼鏡をかけた教頭は化石のように静かに佇む
あったこと家族の誰も知らなくて父が母にと贈った宝石
ほどほどの歩幅に並ぶ飛び石の配置が示すもてなしの心
有り難うございます