・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
題名を知らずに閉じた小説を探し求めるネットの深海
深鍋にあれよあれよと詰め込んで 今日だけいいかと飲む1杯
深川はトトロ峠でGoProを構えて叫ぶナウシカの歌
深夜12時 いつものように あの場所で 天を駆け抜けるペガサスの夢を見る
こんな日は早く帰って深皿にシチューを盛って湯気に包(くる)まる
古傷が不意に不安を駆り立てて他愛ない言葉深読みをする
気が付けば今年も残りあと少し深まる秋が少し切ない
深呼吸 胸の奥まで 吸いこんだ 言えなかった日々 少し軽くなる
丁寧に折りたたまれてふかぶかとお辞儀してゐる紙片だわれは
秋の灯の下で手紙を読み返す深夜ラジオの曲は流れて
独りだと美味しくもない発泡酒 5本空けても酔えぬ深酒
飲みほしたコーヒーカップの底にある浅くて深い寂し残り香
疑いは深く挿し込む内視鏡 古傷のほか何が見えたの?
真夜中のタイムラインの水深のなかに沈めたさみしさがある
波音が 海風に乗り 打ち寄せる 心の深い傷を癒しに
深海の暗闇の中光ってるクラゲのように生きている君
深窓の令嬢気取っても中身が伴わないすぐバレる
雲流る切れ間に覗く星空よ 紺の深さは海溝のよう
深々と虚空に向かいおじぎする 今は亡き人泣きたくなる人
それぞれのドラマを乗せて東へと高速バスは深夜を駆ける
いつだって深みを避けて生きてきた なかなか人と打ち解けられずに
深秋に走り抜きたる女孫たち はちまき取りて笑顔で手を振る
木犀の薫りを飛ばす午後の風帽子を目深に被り直して
俺たちの地表は天の深い底ツバキしさ迷う賢治の世界
ふるさとの裏庭にある深い井戸なにかいそうで底が見れない
深海へ沈みゆく過去の精霊を掬い込んだスターサファイア
深々と胸を抉りし衝撃は生きる道筋与えてくれた
ディンクスじゃないあなたとの深き溝おうまとなりて跳び越えようか
この部屋に積まれた荷物そのままで愛されぬまま深く老いてゆく
題名を知らずに閉じた小説を探し求めるネットの深海
深鍋にあれよあれよと詰め込んで
今日だけいいかと飲む1杯
深川はトトロ峠でGoProを構えて叫ぶナウシカの歌
深夜12時 いつものように あの場所で 天を駆け抜けるペガサスの夢を見る
こんな日は早く帰って深皿にシチューを盛って湯気に包(くる)まる
古傷が不意に不安を駆り立てて他愛ない言葉深読みをする
気が付けば今年も残りあと少し深まる秋が少し切ない
深呼吸 胸の奥まで 吸いこんだ 言えなかった日々 少し軽くなる
丁寧に折りたたまれてふかぶかとお辞儀してゐる紙片だわれは
秋の灯の下で手紙を読み返す深夜ラジオの曲は流れて
独りだと美味しくもない発泡酒
5本空けても酔えぬ深酒
飲みほしたコーヒーカップの底にある浅くて深い寂し残り香
疑いは深く挿し込む内視鏡
古傷のほか何が見えたの?
真夜中のタイムラインの水深のなかに沈めたさみしさがある
波音が 海風に乗り 打ち寄せる
心の深い傷を癒しに
深海の暗闇の中光ってるクラゲのように生きている君
深窓の令嬢気取っても中身が伴わないすぐバレる
雲流る切れ間に覗く星空よ 紺の深さは海溝のよう
深々と虚空に向かいおじぎする 今は亡き人泣きたくなる人
それぞれのドラマを乗せて東へと高速バスは深夜を駆ける
いつだって深みを避けて生きてきた なかなか人と打ち解けられずに
深秋に走り抜きたる女孫たち
はちまき取りて笑顔で手を振る
木犀の薫りを飛ばす午後の風帽子を目深に被り直して
俺たちの地表は天の深い底ツバキしさ迷う賢治の世界
ふるさとの裏庭にある深い井戸なにかいそうで底が見れない
深海へ沈みゆく過去の精霊を掬い込んだスターサファイア
深々と胸を抉りし衝撃は生きる道筋与えてくれた
ディンクスじゃないあなたとの深き溝おうまとなりて跳び越えようか
この部屋に積まれた荷物そのままで愛されぬまま深く老いてゆく