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降る雨に耳をつんざく鳴き声が天を揺らしてねぐらを探す
仰天は天を仰いでいるだけで誰も降参とは言ってない
堕天使の黒いささやき魅惑され 万華鏡かと青春蹉跌
天丼の海老に甘辛のたれ染みて 舌に味昇る通勤電車で
いつまでも変わらないでねあおむけで並んで眺める天井の景色
空を見る曇天に覆われててもいつも始まるルーティンの日々
しのび逢う二人の上に天罰をくだすがごとき稲妻走る
ひとことに振りまはされて天を向くことのできないコンパスになる
天からは二物どころか一物も与えられずに冬がまた来る
「天」と書き 「たかし」と名乗る友がいる 不惑の面長 好き嫌いなし
ひっそりと自我をしずめて天秤の役にひたすら徹する職場
洗たくを 干して見上げる 天(そら)の青 今日もそれなり うまくやれそう
子は天からの授かりものというが子を持たぬ選択してもよい
天道の動きにならう日時計の影のごとくに我もうつろう
手をかざし地にツバキして天を見ず瞳の奥の 憎悪を燃やす
秋冷に君と繋いだ手のぬくさ濃尾平野の蒼天を見る
天の川 君との奇跡が 繋ぐ橋 君との全てが 輝く軌跡
立ち食いの 店の戸叩く 除夜の鐘 天ぷらそばと 煩悩喰らう
雲もなく晴天青くビル街は人混み多くタバコをふかす
鈍色(にびいろ)の空から降りるふた筋の希望を纏う天使の梯子
天の川 別ちがたきを別つとも 幾とせ超へて 逢いにまいらむ
雨上がり 光差し込み七色に 淡く耀く 天の架け橋
月なき夜 馳せることなき 我が身よは 天駆ける星に 願い託して
晴天にゴーヤの棚を仕舞たり 最後に顔出すカマキリの卵
ランドセル鳴らして抜けた脇の道天神の藪今は小さく
布団干し洗濯物と主夫業も天の気分に右往左往す
生き生きと働き始めたお嫁さん 介護の仕事は天職と言う
亡き君の口癖だった「大丈夫」ふいにこぼれて天を仰いだ
迷う時 天のあなたに 思い馳せる 品良い笑みで 何て言うかを
どうしても 天井のシミ 雲にしか 見えず野原に いる夢を見る
降る雨に耳をつんざく鳴き声が天を揺らしてねぐらを探す
仰天は天を仰いでいるだけで誰も降参とは言ってない
堕天使の黒いささやき魅惑され
万華鏡かと青春蹉跌
天丼の海老に甘辛のたれ染みて 舌に味昇る通勤電車で
いつまでも変わらないでねあおむけで並んで眺める天井の景色
空を見る曇天に覆われててもいつも始まるルーティンの日々
しのび逢う二人の上に天罰をくだすがごとき稲妻走る
ひとことに振りまはされて天を向くことのできないコンパスになる
天からは二物どころか一物も与えられずに冬がまた来る
「天」と書き 「たかし」と名乗る友がいる 不惑の面長 好き嫌いなし
ひっそりと自我をしずめて天秤の役にひたすら徹する職場
洗たくを 干して見上げる 天(そら)の青
今日もそれなり うまくやれそう
子は天からの授かりものというが子を持たぬ選択してもよい
天道の動きにならう日時計の影のごとくに我もうつろう
手をかざし地にツバキして天を見ず瞳の奥の
憎悪を燃やす
秋冷に君と繋いだ手のぬくさ濃尾平野の蒼天を見る
天の川 君との奇跡が 繋ぐ橋 君との全てが 輝く軌跡
立ち食いの 店の戸叩く 除夜の鐘 天ぷらそばと 煩悩喰らう
雲もなく晴天青くビル街は人混み多くタバコをふかす
鈍色(にびいろ)の空から降りるふた筋の希望を纏う天使の梯子
天の川
別ちがたきを別つとも
幾とせ超へて
逢いにまいらむ
雨上がり
光差し込み七色に
淡く耀く
天の架け橋
月なき夜
馳せることなき
我が身よは
天駆ける星に
願い託して
晴天にゴーヤの棚を仕舞たり
最後に顔出すカマキリの卵
ランドセル鳴らして抜けた脇の道天神の藪今は小さく
布団干し洗濯物と主夫業も天の気分に右往左往す
生き生きと働き始めたお嫁さん
介護の仕事は天職と言う
亡き君の口癖だった「大丈夫」ふいにこぼれて天を仰いだ
迷う時 天のあなたに 思い馳せる
品良い笑みで 何て言うかを
どうしても 天井のシミ 雲にしか
見えず野原に いる夢を見る