・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
四十九日 ようやく君は天に飛び 淋しい止まり木見慣れあきらめ
手の中を緑茶の碗で温めてようかんようじでつまむ日常
年末の忘年会で酒に酔うその一年の鬱憤晴らし
新しくこの世に生れて来たように一面雪の街なかに立つ
“おはよう”と夜を駆けてきた君の言葉 太陽もまだ布団の中なのに
陽光あり 皿にパンくず 空のマグ ひとつ伸びをして息をつく さて
雨粒の手拍子風のお誘いに溶溶漾漾水面は踊る
カレーの中煮崩れかけたジャガイモのような気持ちを語り合えたら
君と目が合い喜ぶ友を見る私の恋は厳しいようだ
人生の最適解って何だろうその行き先は杳として知れず
天国はきっと湯船のようなとこ水面(みなも)に揺蕩う紅葉を眺む
要介護の翁媼それでも人間としての尊厳あり
棚に置くケチャップたちと同じよう 僕にも時給の値札貼られる
秋の夜ようこそ訪ねてくれたねと告げたき夢の覚めて悲し
連弾をする少女らはうっとりと 聞き惚れたような野良猫を見た
「さようなら」メールで送る決別は缶コーヒーの温もり借りて
艶やかに 髪ふる仕草 げに愛し 君が色香に 酔う我身かな
枯葉舞いクリスマスの歌聞こえきて年の瀬の支度せかされるよう
「よう」と肩たたく上司は親しげに話すけれども俺はキライだ
孫のため てるてる坊主 吊り下げて 晴れますように 願いを込める
「冷えるから風邪を引かないようにね」と友のLINEの言葉は温し
等分に切ったつもりのようかんの 大小めぐり始まるバトル
「ようかん」で来ましたか!
それしか浮かばなかったので、取り合いの経験ありです
四十九日 ようやく君は天に飛び
淋しい止まり木見慣れあきらめ
手の中を緑茶の碗で温めてようかんようじでつまむ日常
年末の忘年会で酒に酔うその一年の鬱憤晴らし
新しくこの世に生れて来たように一面雪の街なかに立つ
“おはよう”と夜を駆けてきた君の言葉
太陽もまだ布団の中なのに
陽光あり 皿にパンくず 空のマグ ひとつ伸びをして息をつく さて
雨粒の手拍子風のお誘いに溶溶漾漾水面は踊る
カレーの中煮崩れかけたジャガイモのような気持ちを語り合えたら
君と目が合い喜ぶ友を見る私の恋は厳しいようだ
人生の最適解って何だろうその行き先は杳として知れず
天国はきっと湯船のようなとこ水面(みなも)に揺蕩う紅葉を眺む
要介護の翁媼それでも人間としての尊厳あり
棚に置くケチャップたちと同じよう
僕にも時給の値札貼られる
秋の夜ようこそ訪ねてくれたねと告げたき夢の覚めて悲し
連弾をする少女らはうっとりと
聞き惚れたような野良猫を見た
「さようなら」メールで送る決別は缶コーヒーの温もり借りて
艶やかに 髪ふる仕草 げに愛し
君が色香に 酔う我身かな
枯葉舞いクリスマスの歌聞こえきて年の瀬の支度せかされるよう
「よう」と肩たたく上司は親しげに話すけれども俺はキライだ
孫のため てるてる坊主 吊り下げて
晴れますように 願いを込める
「冷えるから風邪を引かないようにね」と友のLINEの言葉は温し
等分に切ったつもりのようかんの
大小めぐり始まるバトル
「ようかん」で来ましたか!
それしか浮かばなかったので、取り合いの経験ありです