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ゆびさきがあなた由来の熱にふれ追熟をする林檎のように
病み上がり朝陽眩しい追試験 鎮痛薬が他人事(ひとごと)にする
好きな子に「これ教えて」と頼まれて風邪のマスクに助けられた頬
場所間違えた
我よりも息子を追って泣くこの子 後追いされた記憶はるかに
あこがれは手に届かないひかりの背 追いかけたとき私も光るのだ
しゃぼん玉 視線がつられて空へ向く今日は仕事を追放しよう
コーヒーに砂糖とミルクが追いかけ スプーンの渦に或る日の情景
ぼんやりと疑問に思うもやもやは追いつけない蜃気楼のよう
新しいグループラインに追加され突如始まる恋愛相談
追いかけていればと思う人混みに呑まれていったあの日の君を
届かない風だとしても追いかけるあなたに似合うひとになりたい
夢なんてシャボン玉だよ追いかけて 手に触れそうでパチンと消える
追う側のほうが輝いていたりして絡まってゆくバッハのフーガ
二本の別れ道追分け右か左か地蔵さんに聞いてみる
夢の中いつも何かに追われてる 追われる訳も分からぬままに
嫌はれてゐるとは知らず追ひ風にわたしひとりが走つてしまふ
何かしら追いかけてきた人生で 心に積もる三十一文字を
若き吾(あ)と枕を並べ語る祖母 雨蛙鳴く夜を追憶
着物縫う元気な母の姿には 病に伏した追憶被さりて
平日を追われるままに日々過ぎて 明日は朝寝がしたい絶対
君を追う ほんの少しの その距離を 今回こそは 譲らないから
公園のベンチに落ちる月明り誰かが忘れた追憶が鳴く
追伸に君の本音が表れてやっぱりそうかこれで終わりか
切ないです
コメントありがとうございます。昔、むかしの切ない話です。
年は明け 桜の知らせ 待ちわぶる 夢追ふ君の 眩しかるらむ
或る試験追われる光と闇の中時計の針はただ急ぐばかり
毎日が 時間に追われ 愚痴こぼす 洗う皿にむけ 蛇口をひねり
何処までも君の心を追ひかけた実らなかつた十代の恋
ゆびさきがあなた由来の熱にふれ追熟をする林檎のように
病み上がり朝陽眩しい追試験
鎮痛薬が他人事(ひとごと)にする
好きな子に「これ教えて」と頼まれて風邪のマスクに助けられた頬
場所間違えた
我よりも息子を追って泣くこの子
後追いされた記憶はるかに
あこがれは手に届かないひかりの背
追いかけたとき私も光るのだ
しゃぼん玉 視線がつられて空へ向く今日は仕事を追放しよう
コーヒーに砂糖とミルクが追いかけ スプーンの渦に或る日の情景
ぼんやりと疑問に思うもやもやは追いつけない蜃気楼のよう
新しいグループラインに追加され突如始まる恋愛相談
追いかけていればと思う人混みに呑まれていったあの日の君を
届かない風だとしても追いかけるあなたに似合うひとになりたい
夢なんてシャボン玉だよ追いかけて
手に触れそうでパチンと消える
追う側のほうが輝いていたりして絡まってゆくバッハのフーガ
二本の別れ道追分け右か左か地蔵さんに聞いてみる
夢の中いつも何かに追われてる
追われる訳も分からぬままに
嫌はれてゐるとは知らず追ひ風にわたしひとりが走つてしまふ
何かしら追いかけてきた人生で
心に積もる三十一文字を
若き吾(あ)と枕を並べ語る祖母 雨蛙鳴く夜を追憶
着物縫う元気な母の姿には
病に伏した追憶被さりて
平日を追われるままに日々過ぎて
明日は朝寝がしたい絶対
君を追う ほんの少しの その距離を 今回こそは 譲らないから
公園のベンチに落ちる月明り誰かが忘れた追憶が鳴く
追伸に君の本音が表れてやっぱりそうかこれで終わりか
切ないです
コメントありがとうございます。昔、むかしの切ない話です。
年は明け 桜の知らせ 待ちわぶる
夢追ふ君の 眩しかるらむ
或る試験追われる光と闇の中時計の針はただ急ぐばかり
毎日が 時間に追われ 愚痴こぼす
洗う皿にむけ 蛇口をひねり
何処までも君の心を追ひかけた実らなかつた十代の恋