・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
今の彼はひょろっとしていて優しくて 大好きだった叔父さんに似ている
蒼天の 高きを亘る 鳥は行く 我が身飛びなば 参らむものを
嬉しさに一段飛ばす階段は動悸息切れそんな年頃
停車場の灯りが消えて哀しみが行き場を失くし排水溝へ
無数の哀しみが身を寄せている停車場の灯りの寂しさ、そしてそれが消失していく際に別の次元の物悲しさへと移行する景の詩情。名歌だと思います。
コメントありがとうございます。励みになります。
神社から三本締めが賑やかに 笑顔をもらう二の酉の宵
悲しむと脈が微妙に速くなり 涙を拭いて寝返りをうつ
夢の恋うつつを知れば冬の雨 傘などさせど心冷えびえ
すぐそこに外があるなんて!連結部繋ぐ蛇腹の脇そろり通る
この感じ!ゾクゾクしますよね!
変わりたいそんな希望を胸に抱き環境変えてちょっと行動
早朝の 店に並んだ 新聞に きっと載らない 僕の失恋
神さまがルーティンワークでだるそうにひとまず管理している地球
速報です赤いテロップ驚いて 綺麗なまつ毛で殺人罪で
拍子木の音に連れられ思い出すけんかした日にぶつかった肩
目が醒めて記憶を辿り欠けがないことを確かめ少し落ち着く
何もない手のひら見つめ温もりを探して止まる外灯の下
踏切の夕焼け空に人々の表情映す車窓過ぎ去る
咳の音四方八方囲まれてこれが囲碁ならすでに死んでる
赤点かインフルの2択迷いなく後者を選び今懺悔中
私達はどうしようもなく別々の体を生きてどっちつかず
十五歳 ボズと知らずに背伸びして 君に語ったボブ・スキャッグス
ピアノ弾く女孫らのためとドレスに ビーズ縫いつけ夢のような時
無邪気とはススキ押しのけ見た空かあるいは窓の磨りガラスとか
いつかきっと アカメガシワの執念は 鳥に託され路地の隙間に
古きメモ用紙の祖母の字の記す 煮物の味を受け継ぎし母
あけぼのに小鳥の囀り消えゆきて ゴーッと聞こゆ愛おし耳鳴り
多忙ゆえ 会うことも ままならぬ秋 友の電話の 励みなる声
相撲にも引き分けあればいいのにな負け越し力士少し減らせる
エルニーニョってなんかパスタみたいだねそう言う君とカフェに居る午後
コンビニで昼食買った帰り道足元で舞う冬の紋黄蝶
この先にひかりを映しだす窓があるかもしれず乗る新幹線
夢のある話ですね。それも名状し難い感じの…。そこらへんに引かれました。ひかり、とひらがなにしたのが効いていると思います。
シマタクさま 深く読んでくださり、ありがとうございます。うれしいです。
寒いねと肩を寄せ会う人々に 制限速度を越えて来る冬
あれほどに俺をしたった後輩が 妻になったらこの変わりよう
さようなら その一言を抱きしめて人は廃墟を築いて生きる
今の彼はひょろっとしていて優しくて
大好きだった叔父さんに似ている
蒼天の 高きを亘る 鳥は行く
我が身飛びなば 参らむものを
嬉しさに一段飛ばす階段は動悸息切れそんな年頃
停車場の灯りが消えて哀しみが行き場を失くし排水溝へ
無数の哀しみが身を寄せている停車場の灯りの寂しさ、そしてそれが消失していく際に別の次元の物悲しさへと移行する景の詩情。名歌だと思います。
コメントありがとうございます。励みになります。
神社から三本締めが賑やかに 笑顔をもらう二の酉の宵
悲しむと脈が微妙に速くなり
涙を拭いて寝返りをうつ
夢の恋うつつを知れば冬の雨
傘などさせど心冷えびえ
すぐそこに外があるなんて!連結部繋ぐ蛇腹の脇そろり通る
この感じ!ゾクゾクしますよね!
変わりたいそんな希望を胸に抱き環境変えてちょっと行動
早朝の 店に並んだ 新聞に
きっと載らない 僕の失恋
神さまがルーティンワークでだるそうにひとまず管理している地球
速報です赤いテロップ驚いて 綺麗なまつ毛で殺人罪で
拍子木の音に連れられ思い出すけんかした日にぶつかった肩
目が醒めて記憶を辿り欠けがないことを確かめ少し落ち着く
何もない手のひら見つめ温もりを探して止まる外灯の下
踏切の夕焼け空に人々の表情映す車窓過ぎ去る
咳の音四方八方囲まれてこれが囲碁ならすでに死んでる
赤点かインフルの2択迷いなく後者を選び今懺悔中
私達はどうしようもなく別々の体を生きてどっちつかず
十五歳 ボズと知らずに背伸びして
君に語ったボブ・スキャッグス
ピアノ弾く女孫らのためとドレスに
ビーズ縫いつけ夢のような時
無邪気とはススキ押しのけ見た空かあるいは窓の磨りガラスとか
いつかきっと アカメガシワの執念は 鳥に託され路地の隙間に
古きメモ用紙の祖母の字の記す 煮物の味を受け継ぎし母
あけぼのに小鳥の囀り消えゆきて
ゴーッと聞こゆ愛おし耳鳴り
多忙ゆえ 会うことも ままならぬ秋 友の電話の 励みなる声
相撲にも引き分けあればいいのにな負け越し力士少し減らせる
エルニーニョってなんかパスタみたいだねそう言う君とカフェに居る午後
コンビニで昼食買った帰り道足元で舞う冬の紋黄蝶
この先にひかりを映しだす窓があるかもしれず乗る新幹線
夢のある話ですね。それも名状し難い感じの…。そこらへんに引かれました。ひかり、とひらがなにしたのが効いていると思います。
シマタクさま
深く読んでくださり、ありがとうございます。うれしいです。
寒いねと肩を寄せ会う人々に
制限速度を越えて来る冬
あれほどに俺をしたった後輩が
妻になったらこの変わりよう
さようなら その一言を抱きしめて人は廃墟を築いて生きる