・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
役場まで精神医療の手続きへ小春日和の自転車の午後
姪からの泡の洗顔手のひらに 香り優しく逢いたさつのる
昨年の 手形と比べ 誇らしげ 大きくなりし 我が手見る吾子
手のなかのシワとシミとぬくもりと果たされぬままの滲む約束
夕暮れに 振り向く笑顔 まばゆくて つなげぬままの 手は彷徨いて
汗ばんだ 孫の手にぎり 散歩する 今の幸せ かみしめながら
メニエルの発作に苦しむ妻の手を なすすべも無くただ握ってた
役場まで精神医療の手続きへ小春日和の自転車の午後
姪からの泡の洗顔手のひらに
香り優しく逢いたさつのる
昨年の 手形と比べ 誇らしげ
大きくなりし 我が手見る吾子
手のなかのシワとシミとぬくもりと果たされぬままの滲む約束
夕暮れに 振り向く笑顔 まばゆくて
つなげぬままの 手は彷徨いて
汗ばんだ 孫の手にぎり 散歩する
今の幸せ かみしめながら
メニエルの発作に苦しむ妻の手を
なすすべも無くただ握ってた