・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
試験官の合図でページをめくる 努力はじゅうぶん 場に呑まれるな
飯なんか食ってる場合じゃないですよ 妻は陣痛 義父は呑気に
苦笑いその場限りの言い逃れ 恋は過去へと彼の稚脳
時として上手くいかないそんな時自分の足場踏んで固める
病欠の訳は最後に訊かれをり駐車場くらゐ平たいこゑで
打合せ ものまねうまい鈴木君 落語家のまね場を和ませる
冷や飯に茶をぶっかけて流し込む午後の現場は俺を待ってる
1500四周半の運動場力の籠るラスト直線
リアルでもピンチの時に颯爽と登場できる人になりたい
子どもの頃 飲んだ珈琲の 味のよう 踊り場で君を 見たその出会いは
この場から今すぐ消えてしまいたい蝋燭の灯をずっと見ていた
場違いにひらりと揺れるスカートが 離れる君への最後の抵抗
五十年経てば海だと標されし広場に鳩が降る日の記憶
仕事場の駐車場に猿の軍団出没我が物顔
遊ぶ子の絶えた遊園地の如き場所が心の片隅にある
誰が悪い訳でもなくて場外に消えるボールの軌跡がきれい
別れには不似合いな場所の喧騒が泣きたい心を止めてしまう
待ち合わせ場所へと急ぐ友を待つ あわてないでとLINEに返事
雪のふる冬の工場のストーブを皆で囲みて飲みし甘酒
開場を待つ人の列長くあり目当てはホタテかステーキ丼か
砂場にて誰かのお城そのままに おーい、夢を忘れているよ
駅を出てすぐそこにあるバス乗り場冷えた空気に挨拶温し
君知らず 想ひつのりて焦がれにし 寒の場に咲く篝火の花
もう場数を踏んでしまったのだろう貴方に会いに行く
この場所に 父と来たのと 目を細め 空を見上げて 懐かしむ母
お台場に向かうバスの中胸押さえ 涙が伝う花嫁の母
居場所とは わたしを拒まぬ その場かも ただいまの声 そっと満ちゆく
影の場所俺の定位置だったけど 君と出会って陽当たり良好
広場には子供の声が聞こえずに 部屋をにぎわすゲーム機の音
試験官の合図でページをめくる 努力はじゅうぶん 場に呑まれるな
飯なんか食ってる場合じゃないですよ
妻は陣痛 義父は呑気に
苦笑いその場限りの言い逃れ
恋は過去へと彼の稚脳
時として上手くいかないそんな時自分の足場踏んで固める
病欠の訳は最後に訊かれをり駐車場くらゐ平たいこゑで
打合せ ものまねうまい鈴木君 落語家のまね場を和ませる
冷や飯に茶をぶっかけて流し込む午後の現場は俺を待ってる
1500四周半の運動場力の籠るラスト直線
リアルでもピンチの時に颯爽と登場できる人になりたい
子どもの頃 飲んだ珈琲の 味のよう 踊り場で君を 見たその出会いは
この場から今すぐ消えてしまいたい蝋燭の灯をずっと見ていた
場違いにひらりと揺れるスカートが
離れる君への最後の抵抗
五十年経てば海だと標されし広場に鳩が降る日の記憶
仕事場の駐車場に猿の軍団出没我が物顔
遊ぶ子の絶えた遊園地の如き場所が心の片隅にある
誰が悪い訳でもなくて場外に消えるボールの軌跡がきれい
別れには不似合いな場所の喧騒が泣きたい心を止めてしまう
待ち合わせ場所へと急ぐ友を待つ あわてないでとLINEに返事
雪のふる冬の工場のストーブを皆で囲みて飲みし甘酒
開場を待つ人の列長くあり目当てはホタテかステーキ丼か
砂場にて誰かのお城そのままに おーい、夢を忘れているよ
駅を出てすぐそこにあるバス乗り場冷えた空気に挨拶温し
君知らず
想ひつのりて焦がれにし
寒の場に咲く篝火の花
もう場数を踏んでしまったのだろう貴方に会いに行く
この場所に 父と来たのと 目を細め
空を見上げて 懐かしむ母
お台場に向かうバスの中胸押さえ
涙が伝う花嫁の母
居場所とは わたしを拒まぬ その場かも
ただいまの声 そっと満ちゆく
影の場所俺の定位置だったけど
君と出会って陽当たり良好
広場には子供の声が聞こえずに
部屋をにぎわすゲーム機の音