・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
爪をたてレースのカーテンよじ登り 動けなくなる五合目の猫
カーテンの向こうで遊ぶ子の声に笑みを浮かべる寝たきりの父
窓からの やわらかな風 カーテンを なびかせ頬を 撫でる優しさ
春風にそよぐ大きな理科室のカーテンの中君と僕だけ
カーテンの花柄数える保健室 「治りました」と言えないままで
カーテンを開けない日々が続く吾は心のカーテン閉してをりぬ
カーテンを開けて真白の朝を見る美しいけど降っててびっくり
カーテンを夜には閉めて朝に開け 日々繰り返し年を重ねる
カーテンの下からのぞく猫の顔 どんな悪さも許せる可愛さ
爪をたてレースのカーテンよじ登り 動けなくなる五合目の猫
カーテンの向こうで遊ぶ子の声に笑みを浮かべる寝たきりの父
窓からの やわらかな風 カーテンを
なびかせ頬を 撫でる優しさ
春風にそよぐ大きな理科室のカーテンの中君と僕だけ
カーテンの花柄数える保健室
「治りました」と言えないままで
カーテンを開けない日々が続く吾は心のカーテン閉してをりぬ
カーテンを開けて真白の朝を見る美しいけど降っててびっくり
カーテンを夜には閉めて朝に開け
日々繰り返し年を重ねる
カーテンの下からのぞく猫の顔
どんな悪さも許せる可愛さ