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その先は自由か虚空か地の底か 鳴いた踏切少しの引力
夏祭り 君の手を引き 振り向くと そこに映るは 君の笑顔が
手を引かれあるいた記憶どうぶつ園のちいさいわたし
氷雨引く冬の神籤の大吉か 両肩濡れて恋さえ凍てる
引力に抗えない程の甘さを身体喜ぶ山盛りの飯
引力で 君の周りを 回るだけ 素敵な星の 衛星のよう
親に手を引かれて歩いた子供たちいつしか親が引かれて歩く
くじ引きのはずれのような毎日を愛おしみつつ年暮れてゆく
カラオケで「勉強会」と偽って引かれ者たち小唄を歌う
友達と引いた恋みくじ私だけ何故数学を勉強しろと?
引き出しの奥に仕舞った写真立て机に据える一年一度
街がよくまたたいてゐて引力を抱へてゐるもの同士で帰る
手にとって辞書引くことも稀れになり 目覚めぬままの広辞苑あり
年ごとに断捨離という引き算が 大きくなって終活となり
割り算も引き算すらもおぼつかず 電卓ないと暮らせぬボケよう
山車を引く秋祭り瀧原宮を懐に抱く奥伊勢の村
アラームを止める指先 悴(かじか)みて 毛布に引き込みぬ 寒波の朝
引き潮が 想い出たちを 連れて行く 震える浮標 満ち欠ける月
糸を引く納豆のごと粘っこく出来ぬ性格に嘆息漏らし
夕暮れに引き寄せられた満月は 物言いいたげで名残おしいよ
この空も載るかと引っ越し屋に聞けば別料金だと言われ断念
つい癖で指をペロっとしてしまうドン引きされた名刺交換
万物に働くとされるその力 君と私じゃ引き合わなかった
夕焼けの くれゆく街に 幼子の 手を引く母の そのぬくもりよ
太陽の 朝の光が 顔を出す カーテンを引き 今日を迎える
引き際が見事なまでに潔く 一生心に住み続ける人
あゝこれは試されてるな引くたびに凶また凶で大吉まで引く
これからが冬本番の寒さです風邪引かないでお過ごしください
潮風に砂の上に書いた文字が引くように消えてゆく午後三時
その先は自由か虚空か地の底か 鳴いた踏切少しの引力
夏祭り 君の手を引き 振り向くと そこに映るは 君の笑顔が
手を引かれあるいた記憶どうぶつ園のちいさいわたし
氷雨引く冬の神籤の大吉か
両肩濡れて恋さえ凍てる
引力に抗えない程の甘さを身体喜ぶ山盛りの飯
引力で 君の周りを 回るだけ 素敵な星の 衛星のよう
親に手を引かれて歩いた子供たちいつしか親が引かれて歩く
くじ引きのはずれのような毎日を愛おしみつつ年暮れてゆく
カラオケで「勉強会」と偽って引かれ者たち小唄を歌う
友達と引いた恋みくじ私だけ何故数学を勉強しろと?
引き出しの奥に仕舞った写真立て机に据える一年一度
街がよくまたたいてゐて引力を抱へてゐるもの同士で帰る
手にとって辞書引くことも稀れになり
目覚めぬままの広辞苑あり
年ごとに断捨離という引き算が
大きくなって終活となり
割り算も引き算すらもおぼつかず
電卓ないと暮らせぬボケよう
山車を引く秋祭り瀧原宮を懐に抱く奥伊勢の村
アラームを止める指先 悴(かじか)みて 毛布に引き込みぬ 寒波の朝
引き潮が 想い出たちを 連れて行く 震える浮標 満ち欠ける月
糸を引く納豆のごと粘っこく出来ぬ性格に嘆息漏らし
夕暮れに引き寄せられた満月は
物言いいたげで名残おしいよ
この空も載るかと引っ越し屋に聞けば別料金だと言われ断念
つい癖で指をペロっとしてしまうドン引きされた名刺交換
万物に働くとされるその力
君と私じゃ引き合わなかった
夕焼けの くれゆく街に
幼子の 手を引く母の
そのぬくもりよ
太陽の 朝の光が 顔を出す
カーテンを引き 今日を迎える
引き際が見事なまでに潔く
一生心に住み続ける人
あゝこれは試されてるな引くたびに凶また凶で大吉まで引く
これからが冬本番の寒さです風邪引かないでお過ごしください
潮風に砂の上に書いた文字が引くように消えてゆく午後三時