
2023-09-03


あの頃のあなたの歳を越えた今 私の方がちゃんとしている

あれは愛なんかじゃないのと言いながら 柘榴の汁で袖を染めてる

美しいと思うものだけ一心に集めた筈のがらくたの山

求めても 得られるものは 何もなく この手のひらに ひとひらの影 125

薄明かり 薄紅色の 薄桜 人知れず咲き 人知れず散る 124

ゴメンねと 泣いて君が言う ゴメンねと 泣いて僕が言う 幼き日々に 123

あの時は 私があなたを泣かせたね 今は私が泣かされてるね

手につかないほどあなたを思い出すからからこれが恋じゃなければいいのに
