ゆで卵の殻剥きやすき春は来ぬ心の殻もツルッと剥いて
題『春』 にて
年々に分厚くなりゆく我が財布、診察券とポイントカードで
題『券』 にて
東日本が壊滅するかという恐怖、十五年前の今日という日に
題『自由詠』 にて
刑務所と警察署とは「しょ」という字、違うのはなぜ入りはせぬが
題『所』 にて
一本のペットボトルで救わるる命もあらんガザの民草
題『ペットボトル』 にて
干からびて底の見えたるダムの湖に五大龍王 春の雨降る
題『自由詠』 にて
読み、ではなく「詠み」でした
題『雪』 にて
雪月花風流なりと読みいしは北の豪雪知らぬ宮人
題『雪』 にて
短歌とは千年前から現代へ、あるいは我から我への手紙
題『手紙』 にて
忘れ得ぬ二月大雪降りし夜 陣痛の妻をクルマに乗せて
題『二』 にて
コメントをもっと読み込む
