遅咲きの コスモス咲いて 母想う 写真に飾る 秋の夕暮れ
題『母』 にて
こんな時 言葉はいらない 側にいて 暖めてくれ 夜が明けるまで
題『温・暖』 にて
泣きたくて泣けない夜は安酒をあおって眠る煎餅布団
題『泣』 にて
哀しみが 薄れ離れて 思い出も あの人さえも セピアになる夜
題『離』 にて
指先が触れあう度に求めあう ココロとカラダ幾千の夜
題『触』 にて
君からの着信メールが消せなくて 使い続ける古い携帯
題『着』 にて
あの人と過ごした日々は遠い過去 記憶は鏡の欠片のようで
題『日』 にて
どこまでも二人の影は続いてる 信じて歩いた二十二の夏
題『どこ』 にて
寂しくて 人の温もり 恋しくて ホットチョコ飲む 君を思ひて
題『チョコ』 にて
暇だから歴史の本を読んでみた 面白くもない勝者の詭弁
題『自由詠』 にて
コメントをもっと読み込む