広辞苑にはまだ異性とするものと記載されたり恋すら不自由
題『広』 にて
地声から始まる恋をするなんて意外と低くて震えて響く
題『地』 にて
『恋愛が塩水選ならば私は...』空想だけが巨体を浮かす
題『選』 にて
プロポーズみたいにペンを握りしめ「休学願 進路熟慮」と
題『自由詠』 にて
新しい顔よ!それいけマイヒーロー心が変わるまではあなただ
題『顔』 にて
成功がまたも居場所を削り取る不幸自慢で成り立つ絆
題『成』 にて
十代の賞味期限が過ぎた朝一人前の飯は食えるが
題『一』 にて