文通の封を切るのが楽しみで待ちわびていた若き日のこと
題『文』 にて
スマホにて短くなった文章は抒情が消えて味気ないよな
題『文』 にて
モンゴルの大草原を駆け抜けるナーダム競馬の子供の勇姿よ
題『馬』 にて
自販機の下に落ちてる一円が俺に似ていて孤独に光る
題『一』 にて
脳内で自問自答を繰り返す秋の夜更けの一人の部屋で
題『一』 にて
歳月が刻む手のシワ顔のシミ醜いけれどいとおしい
題『歳』 にて
キッチンの使い古したフライパン我が家の歳月刻む傷痕
題『歳』 にて
砂時計砂と流れる歳月の幸と不幸がサラサラ落ちる
題『歳』 にて
最近は破調続きの毎日で君との暮らしも我が心臓も
題『調』 にて
ハミングの調べもなんだか心地よいご機嫌な君今日は外食
題『調』 にて
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