目の下のほくろが嫌いというキミ 見上げる空にベガとアルタイル
題『目』 にて
年老いた 夫婦の頭上で 舞う桜 来年もまた 見ようねと言ふ
題『いいね(テーマ詠)』 にて
二人見た 明日の夢は 走馬灯 今は一人の 胸駆け巡る
題『馬』 にて
東京で 故郷想う もう一度 町や山並み 君に会いたい
題『一』 にて
手の中に夢も恋も友情もある気がしていた二十歳(はたち)の頃は
題『歳』 にて
銀河から星の調べが巡るとき君と辿りしあの日を想ふ
題『調』 にて
会ひたいと枕を濡らす夢のなか起きて悲しや寝ても悲しや
題『夢』 にて
立ち食いの 店の戸叩く 除夜の鐘 天ぷらそばと 煩悩喰らう
題『天』 にて
君はまだ信じていたんだね僕がとうの昔に失くしたものを
題『君・あなた』 にて
空をゆく 雲と手に持つ 綿菓子を 見比べて君 楽しそうだね
題『君・あなた』 にて
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